ブレーメン州立経済工科大学の留学体験記 BSA II 可能性が広がった半年間

永井 優有さん 永井 優有さん 立命館大学経営学部 国際経営学科 2014年4月入学 静岡県立 焼津中央高校出身 留学中の光景1 留学中の光景2 留学中の光景3 留学中の光景4 留学中の光景5 留学中の光景6 留学中の光景7

 私は留学前のスピーチで「経営学、語学、文化を学びたい」という内容をお話ししました。しかし、実はもう1つこの留学での目標がありました。それは「自分を変えること」です。かなり漠然としていますが、この目標を掲げ、私はブレーメン州立経済工科大学での留学生活をスタートさせました。

 ブレーメンでの生活は新しいことだらけでした。歩いても日本人はほぼ皆無、写真で見たような西洋風の建築物が並び、見渡す限りドイツ語で書かれた看板や標識など、すべてが新鮮でした。初の海外生活で、ドイツ語がほとんど分からなかった私は、期待と不安の両方を抱きながら生活を始めました。しかし、心配は無用でした。ドイツには英語を話せる人が比較的多く、困ったときは声をかけて助けてくれます。ドイツ語に関しては授業やタンデムという語学交流制度から初心者の私でもとっつきやすい環境があります。食事や交通手段も特段不自由なく、ブレーメンでの生活に順応するまで時間はかかりませんでした。その他、クリスマスの市場や時期に応じたイベントもあったり、ドイツ国内や周辺国を訪れてみたりと、とても刺激的な生活を送ることが出来ました。

 生活の拠点である家は、選択肢として一人暮らし、シェアハウス(個室はあります)、ホームステイと大きく3つに分けられます。同居人が分からないという不安はありましたが、生活の中で英語を話し、他国の文化に触れられる環境を求め、私はシェアハウスを選択しました。正直なところ、最初のうちは多少ストレスを感じる生活を送っていました。私の拙い英語とルームメイトの訛った英語の間で上手くコミュニケーションが取れず、話すことに消極的になったり、文化的ライフスタイルの違いからギャップを感じたりしました。しかし、このまま同じ生活を送っても何も変わらないと思い、言いたいことが伝わるまで粘り強く話しかけたり、一緒に料理を作ったりと積極的にコミュニケーションを取り、ライフスタイルの違いはそれ自体を許容しました。ルームメイトの母国の生活を知り、結果としていつの間にか語学面も向上していました。勿論自分に合ったスタイルを選ぶことが重要ですが、私はシェアハウスで過ごすことを選択して正解だったと感じています。

 学校での過ごし方は日本同様自由です。自分で履修する講義を選び、希望すればドイツ語開講の授業やドイツ語で開講されている講義を受けることも出来ます。ただ日本と少し違うのは1回の講義時間がばらばらであるということです。1時間半〜3時間超、稀ですが更に長いものもあります。このため、履修したい講義が受講できないというケースが多く、スケジュール管理が難しいと感じました。講義は様々な国から来た交換留学生や大学のドイツ人学生と共に受講します。授業やグループワークでは英語で自分の意見を伝えることに苦労しましたが、これらを通して日本ではあまり触れることのない考え方や他国のリアルな生活を知ることが出来たり、積極的に自分の意見を伝える姿勢を養ったりすることが出来ました。また、講義はすべて小人数制であり、交換留学生同士の距離感は非常に近いため講義で一緒になった留学生と仲良くなれる機会が沢山あります。私は講義で仲良くなった留学生とご飯や買い物に行って充実した時間を過ごせました。さらに、その留学生の友人と知り合うことを通して、どんどん交流の範囲が広がりました。

 さて、半年間という長いようでとても短かったブレーメンでの留学生活は私をどのように変えてくれたのでしょうか。英語は毎日使います。英語が上達しました。自信をもって発言できるようになりました。英語を長時間話すことに頭痛がしなくなりました。私は英語をメインに使っていましたが、やりようによってはドイツ語を話せるようになります。経営学、語学に対する学習のモチベーションが上がりました。学ぶことの価値に気づかされました。ヨーロッパの文化により関心を持つようになりました。世界中の文化に興味が湧いてきました。旅行が好きになりました。ドイツ、ブレーメンが好きになりました。ビールが好きになりました。ソーセージは元々好きです。ドイツに住んで改めて日本が好きになりました。世界中に友人が出来ました。外国人の温かさを知り、素直さを痛感しました。日本人の友人が増えました。多くの方々に支えられていることに気づきました。忍耐力が付きました。積極的になりました。コミュニケーションの幅が広がりました。自分の弱さに気づきました。少しだけ自分が好きになりました。ここには書ききれない程の変化があり、結論として、私は変わりました。しかし、これは楽しかったこと、嬉しかったことだけではなく、辛かったこと、悲しかったことなど様々なことを経験した結果です。

 最後に一言、大学生という将来を大きく左右する時期に留学ができたことは、私にとって大変貴重な経験になったと断言出来ます。もし留学に迷っているようでしたら、是非行動に移してみてください。

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〜留学生活が見えてくる〜永井さんが過ごしたある1週間
 午前午後
Mon-Germanルームメイトとの食事、大学の友人との食事など
TueStrategic management-ルームメイトとの食事、大学の友人との食事など
WedタンデムJapanese study/Englishルームメイトとの食事、大学の友人との食事など
ThuInternational marketingIntroduction to tourism studies German/タンデムルームメイトとの食事、大学の友人との食事など
Fri-Introduction to tourism studiesルームメイトとの食事、大学の友人との食事など
週末補講授業課題/ブレーメン探索/旅行パーティー

プロフィール

私が英語を学びたい、留学をしたい、と思うようになったきっかけは高校でオーストラリアへ修学旅行に行ったことです。英語が上手く聞き取れず、現地の中学生と上手くコミュニケーションが取れずに悔しさを覚えたことから大学で留学に行くことを意識しました。ただ最低でも半年間、そして語学留学ではなく、英語を手段として何かを学ぶために留学すると決めていました。そのため、英語でビジネスを学べる経営学部のBSAU・Wを選択するという運びとなりました。

私の留学日程表

2014年4月 立命館大学・経営学部国際経営学科へ入学→2014年5月 BSAU・Wへ参加するために必要な条件を確認→2014年8月 留学に向けて学習を始める→2015年12月 ブレーメン州立経済工科大学 合格者発表→2016年8月まで 留学に必要な書類の提出や証明書の準備→2016年9月 ドイツ・ブレーメンへ渡航→2017年2月 日本に帰国し、就職活動を開始