オークランド工科大学ビジネススクールの留学体験記 BSA IV 語学以上、経営学以上!

奥田 夏生さん 奥田 夏生さん 立命館大学経営学部 国際経営学科 2016年4月入学 立命館高校出身 留学中の光景1 留学中の光景2 留学中の光景3 留学中の光景4 留学中の光景5 留学中の光景6 留学中の光景7 留学中の光景8 留学中の光景9

 まず、大学在学期間中という、多くを感じまた学ぶことのできる貴重な期間に、このBSA IVプログラムでニュージーランドへ留学する機会に恵まれたことをとても幸運であったと感じます。約10ヶ月間のニュージーランド留学で学び、学習したことは、私のこれからの人生において大きな意味を持ち、また大きな影響を与えることは言うまでもありません。

 ニュージーランドの気候は穏やかで、一日の寒暖差は激しいように感じるので、どこへ行くにも羽織るものを一枚持ち歩いておくことは必須で、通年通して太陽の下は暖かく、陰に入ると寒いと感じます。オークランドは学生が多く住んでおり、夜でも安全でにぎやかです。港が近くにあり、バスに乗るとビーチにも行くことができます。オークランドはすべてがコンパクトにまとまっている緑と坂の多い美しい学生の街で、ダウンタウンを歩いていると日本語が聞こえてくることもよくありました。コーヒーが美味しく、かわいいカフェなどもたくさんあり、テスト期間や課題の提出機関にはよくお世話になりました。人々はとても穏やかで親切でした。のんびり屋さんが多いので、あまりにものんびりしているのでこちらがイライラすることもしばしばありました。

 生活面では、本当に完全に自由です。何をするにも自分次第で、実家暮らしの私にとっては特に日本ではなかなか味わえない生活だと思いました。AUTの交換留学生はAUTの寮、WSAに住みます。大学の寮には多くの留学生、各国からの正規生、ニュージーランドの地方出身の学生などが住んでおり、そのうちの4人と同じ部屋に住みます。当たり外れなどはありますが、ルームシェアは本当に楽しいものでした。同じ部屋の人たちとは仲良くなりやすいし、特に仲がいい友人ができるとお互いの部屋を行ったり来たり、誰かの部屋に集まってご飯会やパーティをしたり、一人の時間が欲しいときは自分の部屋で過ごし、人と話したい時などはリビングや一階の共有スペースには必ず誰かがいます。寮から学校や図書館、ジムは徒歩5分で、中心地も近くにありました。不便な点を挙げるとすれば、壁が薄く、他人の生活音が聞こえやすいこと、冷房と暖房の設備が整っていないこと、掃除や生活費などについてルームメイトと協力し合う必要があることです。しかし、この不便な点に関しても友人との共通の話になるし、メリットとデメリットを比べてみても、是非これから留学される皆さんにはこの寮に入ってほしいと思います。何人か入寮しなかった人を知っていますが、みんな友人を作ることに苦労していました。留学生は、必ず同じように友人を欲しがっているので、多くの人に接触する機会のあるWSAをお勧めしたいと思います。

 学習面では、勉強することで知識を蓄え、それを社会で実践することの楽しさを知ることができたように感じます。BSAでの留学ということで、大学では経営学に関する授業しか選択できません。AUTでの授業は一コマ3時間と長く、またその3時間は基本的には講義と生徒中心のワークショップとの二つに分けて進められています。一学期の最初は授業の内容についていくよりも、先生の話す早口で専門的な(たまにアクセントの強い先生もおられました)英語を聞き取り理解することに労力を費やしました。しかしいったん授業に友達ができ、話している内容が分かるようになれば、立命館での授業より内容は専門的で、課題が成績に直結しているのでやる気もでる、いろんな研究者のいろんなセオリーを深めていくこともとても楽しく感じるようになりました。私が後悔しているのは、日本でもっと専門的な語彙を増やしていくべきだったということと、英語での論文の書き方を勉強しておくべきだったということです。日本でも同じことではありますが、日常生活で使用する言葉と、授業で使用する言葉は違います。一学期は基礎的な授業を多く受講していたので、もう少し専門性の高い授業を取ればよかったとも思っています。また、時間割ももっと工夫しておけばよかったと思ったので、その反省は二学期に生かすことができました。二学期はほとんどの科目を専門性の高い授業を履修することで埋めたので、本当に楽しく授業を受けることができました。良い表現ではないかとは思いますが、高い地位についてそれなりのお給料を頂くのは、やはり大学で勉強して知識を蓄え、その中でもさらに一握りの頭のいい人間なのだなと感じました。

 AUTで留学生活をして良かったと胸を張って言う事が出来るのは、人間として一回り成長できたと感じているからです。それは4年間立命館大学で、似たようなソサエティ、同じような常識で育てられた人達ばかりと関わり、勉強し続けるだけでは得ることのできなかった種類の成長であると感じています。一学期の留学生の多くはアメリカ人とカナダ人、2学期は多くの留学生がヨーロッパから来ていました。まず、全員に常識が通用しません。私は、常識と価値観は同義語だと思っています。私たちが信じている常識は多くの国の人たちにとって常識ではなく、私たちの常識は少数派です。(これは完全な私の主観ですが、ヨーロッパの人々のほうが私たちとの常識に近いように感じました。)一学期も二学期も、幸運なことに気のいい人達に囲まれることができたので、この留学生活でたくさんの思い出を作り、友人を作ることができました。

 簡単にまとめてしまうと、私が感じたのは、「他を尊重することがいかに大切か」と、その次に「将来のビジョン、理想、目標を持つことの大切さ」です。尊重はRespectと言い、これは和訳すると尊敬と訳されがちです。尊敬の念は自分よりも優れている他人に抱くことが多いですが、他を尊重するというのはどんな相手にも必要です。そしてその尊重の精神は、普段の行動に強く表れ、それを見て他人は私が彼らにとっていかに大切な人間かを計るように思います。例えば「他人の話を聞くこと」や、「自分の価値観を押し付けないこと」、「意見を言うこと」も尊重の一つです。他方で、自分で自分を尊重することも大切で、他人から非難されても、自分が信念をもって行っていることなら、自分を尊重すべき時はたくさんあります。尊重されたいなら他人を尊重しなければならないと学びました。将来のビジョン、理想、目標を持つことが大切だというのは、その目標に向かって逆算式にいまするべきことが見えてくるからです。また、これは日本でも同じことだと言えますが、可能性は自分の行動次第で決まり、そして行動は若いうちに起こしておいたほうがいい、というのも感じました。その行動で得た知識と経験をどんなことにも応用していくのは何歳でもできますが、経験し、知識を蓄え、自分を顧みて、行動に移すことができるのは、体力が続き、かつ世間体をそれほど気にする必要ない、若さがあるうちだと感じるからです。

 どの様な人生を歩み、何を経験し、誰と出会い付き合っていくのかは自分次第です。しかしBSAWでのAUTへの留学という全く新しい環境で、多くの人達と出会い多くの経験をし、大学生という多感な時期に柔軟な思考で物事をとらえる事が出来るようになった今、素晴らしい成長の機会を得る事ができた事を感謝したいと思います。ありがとうございました。

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〜留学生活が見えてくる〜奥田さんが過ごしたある1週間
 午前午後
Mon自由時間/勉強自由時間/勉強-
TueVisual Communication in BusinessBusiness and Culture-
WedBusiness and CultureLeadership for sustainable Environment-
Thu自由時間/勉強自由時間/勉強-
Fri授業準備Ethics and Corporate responsibility-
週末小旅行/買い物/勉強など

プロフィール

英語を堪能に話す母親を見て育ち、強い影響を受け、今後の生活に英語は必要不可欠だと思うようになる。 その後グローバル教育に力を入れた中学校、高等学校に進学。学校のプログラムにより、中学時代にオーストラリアに2週間の短期留学、高校時代にカナダに1年間の語学留学を経験し、ただ英語を話すことができるだけでは意味がないことを感じる。また同時に、世界各地の人々の行動、思考の違いに強く文化的考えが根づいていることに興味を持つ。 大学で国際経営学を学び、さらに国内国外における経営学とそれを形作る文化の違いに興味を持ち、2回生終了後の2月より、BSA IVのプログラムでニュージーランドのオークランド工科大学へ約10ヶ月間の留学をする。

私の留学日程表

2016年4月 立命館大学経営学部国際経営学科へ入学→2017年5月 BSA IV プログラムへの申込準備、応募→2017年6月 BSA IV 面接→2017年11月 学外奨学金募集期間→2018年1月 ビザ取得のための各種準備→2018年2月 ビザ取得、渡航→2018年11月 日本へ帰国

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