大連外国語学院の留学体験記 BSA II 大連での半年間

熊川  翔子さん 熊川 翔子さん 立命館大学経営学部 国際経営学科・ 中国語コース 2009年4月入学 近江兄弟社高校出身 留学中の光景1 留学中の光景2 留学中の光景3

慣れることが大切。まずは情報収集を

私は中国大連留学前に2度中国に行ったことがあった。1度目は上海だ。BSA Iが中止になったため、その代わりに自分たちで企画して旅行として訪れた。2度目はBSA Iで行った北京である。北京には一ヶ月間滞在したが、その中国2大都市と大連がどんな風に違うのかがとても楽しみであった。大連には日系企業がたくさん進出している、私たちの学部の学びを助けるには申し分のない所であると思う。また歴史上でも日本との関わりが深いので出発する以前から、中国の中でも大連は親日的な場所であると聞いた。高校時代には台湾に行ったことがあったので、そのような点でも大連に来ることを楽しみにしていた。
実際に到着してみると、空の青さにびっくりした。北京ではあんなに青い空を見ることは少なかった、いやなかったと思う。また北京より海岸に面しているからだろうか風も強い‥9、10月はその風がとても心地よかった。私は海沿いに近い場所で過ごしたことがないので、大連の気候が新鮮だった。しかし日に日に寒さは増していき、帰国が近づくにつれ大連の寒さには耐えきれない程になった(書いている今もその寒さと戦っている途中である(笑)。)北京も寒かったが、大連の肌を刺すような寒さとあの風は私の想像を超えた。大連に来たばかりの時は、大学の授業の手続きや大連の街並みに慣れるのに大変だった。また2009年度のBSA II中国への派遣者は少なかったため、現地では友達作りにも少し不安を覚えていた。寮の施設に慣れ、生活リズムをつかむのにもある程度の時間もかかった。そしてやはり慣れないことの大きな原因は耳から入ってくる言葉が中国語であることの楽しさと難しさを覚えたことだろうか。買い物のために街へ出かけると、中国人の気質に振り回されることも少なくなかった。こういうものだと解っていても、振り回される‥、これは慣れるしかないだろう(笑)。大連外国語学院漢学院(いわゆる語学学校)にはたくさんの日本人の老同学・同学(先輩・同級生)がいた、先生や事務の方の中にも日本語を話す人もいた。なので、来たばかりの私は安心したし、助けてもらうことも出来た。私たちの勉強している漢学院の隣に隣接している専門学校(のようなもの)に通っている中国人の学生の中には、日本語を勉強している学生もたくさんいた。だから、互相学习といったお互いの勉強を手伝うといったような形で中国語を学ぶことも出来た。このようなところからも、大連は日本との距離感が少ない街だと感じた。街に買い物に出かけた時も、日本人だとわかると日本に興味を持って話しかけくれたり、すごく気さくに話してくれる。その一方で日本人(外国人)は買い物などの場所でだまされやすいので要注意です。この辺りは、慣れと語学力でカバー出来る点ではなかろうか‥(笑)。知らないことが多い外国では情報はかなり大事だ。

世界の広さを感じる

さて、大連のある遼寧省には旅順という場所もある。旅順までは大連からバスや車で1時間位で行くことが出来るのだが、そこには大連外国語大学(という漢学院の親元あたる大学)もあって、中国人の学生しかいない。そこにも日本語を勉強する学生がたくさんいたので、この学生とも交流することが出来るし、私は週末その学生と遊ぶことが多かった。大連出身でない人たちばかりであったが、日本や日本語がとても好きで、日本留学やインターンシップを考えていた。そんなような友達に出会えて、本当に良かったと感じている。みんなは日本に来るので、その時はまた会いたいし、日本の空気を十分に感じて帰ってほしいと思う。
そして、大連の漢学院の中にはもちろん日本人以外の中国語学習者もいる。中でも日本人と引けをとらないのは韓国人とロシア人だ。 老师(先生)は中国人だが、中国人以外の人との交流も出来たので、とてもよかった。欧米や東南アジアの国の人もいたので、私にとって良い刺激となった。彼らは中国語を勉強しているが、日本食や日本文化に興味を持ってくれる人もいる。たくさんの日本語を知っていたり、中には会話まで出来る人もいた。世界にはいろんな人がいる、広いな。と改めて思った瞬間でもあった。

外国の良さを知り、日本の良さを再認識

最後になりましたが、一番伝えたいことを話していきますね。
大連はたくさんのことが学べる街だ。中国語を学ぶのにとても良い街だと思う。それはやはり、日本のことを知ろうとしてくれる人が多いということがかなり大きく関係してくる。これがあるかないかで、かなり変わってくると思った方がいい。もしも日本に興味がない中国人だったら、片言で話す中国語を聞こうとしてくれないかもしれない。全部適当に扱われる。そうなれば困ることが多すぎて、良い記憶が残らないかもしれない。そんなことを想像してみてください。だから日本帰ってみて、やっぱり日本は良い国だと改めて感じる。マナーや交通ルールが中国とは比べものにならないくらい良い。中国料理は好きだけれど、日本食は美味しい。日本食の方が体に馴染んでいて、好きだ。しかし、中国にしかない良さもある。私は何もかもひっくるめて中国が興味深い、有意思な国だと思う。だからこれからももっといろんな中国を知っていきたいと思う。半年間住んでみてもなお中国のことをこんな風に思えて本当に良かった。大学生の間にこんな経験が出来て良かった。と心から思えます。中国語はある程度は話せるようになったし、大抵の話は聞きとれるようになった。でも、私の納得のいくところまでは達していない、日本でも更に中国語の勉強に力を入れたい。あと半年中国にいれば、確実にもっと話せるようになるだろう。留学しようと思っていた残りの半年間を私は日本で過ごし、中国語を伸ばしていこうと思っている。なので、留学に行きたいと思っている皆さんは色んなことを踏まえて、留学ということを考えてほしいと思います。

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※「大連外国語学院」は「大連外国語大学」に名称変更になりました。

~留学生活が見えてくる~熊川さんが過ごしたある1週間
 午前午後
Monリーディング/総合・文法買い物予習/復習/宿題
Tueリスニング/総合・文法語法予習/復習/宿題
Wed会話/総合・文法遊ぶ予習/復習/宿題
Thuリーディング/リスニング-予習/復習/宿題
Fri総合・文法/会話語法予習/復習/宿題/飲み会
週末部屋の掃除/洗濯中国人の友達と遊ぶ-

プロフィール

~BSAⅡ中国大連外国語学院を選んだきっかけ~

私は高校生の時からずっと海外に留学へ行くことに憧れを感じていた。出身高校は留学することが可能だったが部活動に夢中になった私は高校で留学することはなかった。なので、大学に入学する前から留学することは決めていた。元々は一年間にするつもりでしたが、今回は半年間の留学にすることにした。その理由は大きく二つある。一つ目は三回生前期から始まる専門演習に参加することを望んでいたからである。二つ目は帰国後も日本で中国語や中国文化、中国人の習慣を知ることが出来ると思ったからだ。それは立命館大学(BKC)にはたくさんの中国人留学生がたくさんいることが一番大きな理由になる。入学した当時は立命館大学にこんなにもたくさんの留学生がいるとは思っていなかった。これが、私がBSAⅡに参加しようと思ったきっかけである。

~今までの外国語学習経歴~

小さい頃から父の影響で海外には関心があった。知人の英会話学校にも通っており、中学校三年生の夏にはホームステイという形でアメリカ東海岸に2週間滞在したことがある。また高校までは英語という語学に一番興味を持っていた。4年程前までは、一切アジア圏や中国には興味がなかったが、修学旅行で中国圏に行ってから中国語を勉強したいと思うようになっていった。

~帰国後の予定~

中国語の勉強も継続しつつ英語の学習の再開に励みたいと思っている。また経営学やゼミでの学びも大切にしていきたい。他には個人的に興味のある分野があるので、その学習も自分自身で進めてく。卒業後は自分が自分らしくいられる職業に就き、そして親孝行が出来るように働きたい。

私の留学日程表

2009年4月 立命館大学入学→2009年5月〜6月 BSAⅠ中国・北京(対外経済貿易大学)への短期留学(1ヶ月間)の準備開始。事前講義も始まる。→2009年7月 BSAⅠ中国・北京へのプログラムの延期が決定する。《新型インフルエンザによる影響》→2009年10月〜11月 BSAⅡ・BSAⅢの募集が始まる。→2010年2月〜3月 BSAⅠ中国・北京への留学が決行される。→2010年4月〜 BSAⅡ参加に伴って、プロジェクト研究が開始する。【資生堂の中国での事業展開について研究した】→2010年9月 中国・大連外国語学院に出発→2011年2月 日本へ帰国

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