レディング大学の留学体験記 BSA IV 教訓となった八ヶ月のイギリス留学

松塚 小百合さん 松塚 小百合さん 立命館大学経営学部 経営学科 2011年4月入学 岐阜県立岐阜商業高校出身 留学中の光景1 留学中の光景2 留学中の光景3

今までの価値観が崩れて・・・

留学中では、私の中にある様々な考え方や価値観が一度消滅し、そして新たに再結成された時期でありました。再結成されるまでには原因の分からないモヤモヤした気持ちや、何度も原点に戻ってはまた迷って・・・の繰り返しでした。今思えば2回生の時期だからこそ体験できていて、よかったと感謝しております。留学中に考えさせられることは山ほどありますが、中でも主に三つに絞りたいと思います。
一つ目はバックグラウンドが違っても、どこへ行っても最終的に残るのは「人格」だという事です。相手を尊重し、優しさを持ち、常に努力し続ける姿勢は英語が出来る出来ないに関係なく、一番の原点であると感じました。イギリスに滞在している特に感じさせられたのが、様々な価値観が共存しているということ。日本と決定的に異なる点は、世界各国の人々が隣り合わせで暮らしている点だと思います。みんな違って当たり前、ただし常に自分で責任を持つという雰囲気は非常に居心地の良いものでした。イギリスは他のヨーロッパ諸国に移動しやすい場所でもあり、土日や長期休暇を利用してヨーロッパを廻りました。入国前に最低限、ありがとう、こんにちは、ごめんなさい、美味しい、これら4つを各国の言語で覚えました。基本的な挨拶をすることは、ある意味どこへ行っても大切な護身術でもあると感じました。

客観的に自分を見つめ直す

二つ目は物事を客観的に捉えようとすることの大切さです。日本はいろんな意味で飽和状態になっていると実感しました。私が衣食住に困ることはなく、大学で勉強する環境があり、留学までさせてもらっていることなど。これは実際に幸せなことですが、裏を返せば恵まれすぎた環境であるが故に、何をするにも貪欲さに欠ける短所でもあるのです。足りないものを必死に自らの努力で手に入れるという貪欲さは、留学中に関わったメンバーから毎日感じさせられました。実際にメンバーと話していても、私にはまだまだ知識が足りなかったり、経験が少なかったりと、自分の全体的な教養の無さに驚愕しました。まさに「井の中の蛙大海を知らず」。恥ずかしながらこの年で経験しました。自分の現状に満足した時点でおしまいであると気づかされました。
三つ目に何事も最終的にはすべて感謝で終わるということです。正直留学中は楽しいことばかりではありませんでした。2回生前期までの自分は特に、何事にも自分の都合の良いように期待してしまう悪い癖があり、またそれが裏目に出た留学でもありました。
レディング自体、日本人がほとんど居ない恵まれた環境でありました。根気としつこさがあればできないことはないと、今思えばとても痛い私だったわけですが、そのようなスタンスのまま留学生活が始まりました。日本にいるのと同じ感覚で授業を受け、テスト前になって焦って復習し直して、なんとか単位は取れるだろうと軽い気持ちでテストを受け、結果は散々でした。事前に友人が私を心配して勉強会に誘ってくれていたのですが、勉強よりバドミントンを優先した結果ひどいことになりました。まずイギリスのテスト形式をしっかり把握していませんでした。エッセイタイプのものであることすら知らないまま、悲惨な結果を迎えてしまいました。自分が実際に痛い目に遭ったときに、一番自分を客観視できるものだと改めて痛感した時間でもありました。

留学で得た教訓を活かしていく

常に完璧ということは無いものであると、今後の教訓にもなりました。それから私はしつこい程先生や賢いメンバーに、理解するまで質問して納得してノートに書いたものをさらに先生に確認してもらい…と謙虚に貪欲に勉学に励んでいた気がします。最終的にはしっかり単位も頂き、落ち着きました。この経験は就活解禁した今にも生きており、自分のできる範囲のことは自分に厳しくしていきたいと心がけるようにしております。
このように思えるようになったのも、痛い経験をしたからであって今では感謝しています。楽しいことが必ずしも良いとは限らず、痛い経験から学べることは非常に多くあるということ。
すべて自分につながる経験になるのなら、感謝にたどり着くものだと感じました。
そのほかにも感じられる点はたくさんありました。日本人がほとんどいないというマイノリティーな環境の中で、世界の中でも日本はどのような立場なのか、また強み弱みはどんなところか。そうであれば日本人である私はどんなことを貢献していけるのだろうか、と自問自答する大切な時間でもありました。これから就職活動が本格的に始まりますが、ベストを尽くした結果、ご縁のあった場所で留学の経験も含め、貢献していけたら幸いです。

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〜留学生活が見えてくる〜松塚さんが過ごしたある1週間
 午前午後
MonPsychologyBusiness/International English図書館もしくは体育館、もしくは寮でのんびり
TueInternational English--
WedPsychologyPsychology/図書館Business
Thu-Business/International English途中までゴスペル部
FriAcademic Skill/Psychology図書館バドミントン
週末体育館へと足を運び、社会人の人たちとバドミントン。もしくはロンドンへぼーっと。-

プロフィール

商業高校時代は会計を主に学んでおりました。お金の流れは企業で言う血液の流れのようなものであると、感じておりました。表向きだけでなく、内面から企業を見ることは非常に面白いことです。当時リーマンショック、欧州危機などニュースとして取り上げられていましたが、私は情報をただ鵜呑みするだけでした。 それから私は実際に自分の五感を使って、確かめ、納得して考えを持つことができるようになりたいと思い留学を決意しました。 イギリスはヨーロッパの中でも珍しく、ユーロではなく別の通貨を利用しています。また日本と似た島国、先進国であり経営を学ぶには楽しそうだな。と考えておりました。

私の留学日程表

2011年4月 立命館大学入学→2011年4月 長期留学を目標としている生徒対象の授業GGPを選択→2011年8月〜9月 BSATで中国蘇州へ短期留学→2012年1月 BSAWレディング大学に決定→2012年4月〜7月 プロジェクト研究の 中国圏、英語圏を選択→2012年8月 イギリス・レディング大学に出発→2013年3月 日本へ帰国