Vol.7 2016年度派遣の留学生活報告(3回生・今井拓実さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

ブレーメン州立経済工科大学ドイツ

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    国際経営学科 3回生

    今井 拓実さん

    2016年9月より、ブレーメン州立経済工科大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2016.10.14 報告

    初めての長期留学

    ブレーメンに到着してもうすぐ1ヶ月が経とうとしています。ブレーメンに到着した頃はまだ暖かかったですが、10月に入り、気温がぐっと下がりました。これからもっと寒くなると思うとぞっとします。

    そして、ブレーメンでの生活は日本での生活とは大きく異なっています。まず、僕は今まで一人暮らしを経験したことがありませんでした。そのため、全てのことを自分でしなければならないということの大変さを感じるとともに両親や家族のありがたみを感じています。

    また、ドイツでは日本のように何でも時間通りに行うことができません。電車が遅れるのは普通のことで、ドイツ人はそのことに何も文句を言いません。そのため、日本での生活を当たり前だと思わないようにしなければなりません。

    僕がブレーメンに来て一番感じたことは、ドイツ人の自主性です。授業では、ほとんどの生徒が発言し、教授の方々もその発言に対して的確に答えています。日本ではこのような参加型の授業をあまり受講していなかったので、とても衝撃を受けました。僕は、あまり積極的な性格ではないので、この機会に自分を少しでも変えたいと思います。そして、これから学校の授業が本格的に始まるので、ドイツ語を含め勉強に力を入れていきたいです。

    もう半ばです

    2017.3.4 報告

    留学を半分終えて。

    ブレーメンでの留学生活が始まり、早くも5ヶ月が過ぎようとしています。厳しかった冬をようやく乗り越え、ブレーメンも徐々に暖かくなり始めました。大学での授業も1セメスターが終了し、春休みに入っています。私はこの1セメスターを通して、学業面だけでなく様々な部分で成長することができたと感じています。

    まず、講義に対する態度が向上しました。なぜなら、講義が英語で行われるため、講義についていくためには予習復習が必要だからです。日本語なら容易に理解できる内容でも英語だと説明できないということがあるので、自分なりに英語に解釈してみたり、参考書を読んでみたりして理解を深めました。

    また、ブレーメンに来てから、積極的に人とコミュニケーションをとるようになりました。日本にいる間、私は自分から話しかけたり、意見を言ったりするのが苦手でした。まして、ドイツでは自分の英語やドイツ語が伝わるかどうか不安だったので、消極的になってしまうのではないかと思っていました。しかし、ドイツ人や他の留学生はとてもフレンドリーなので、私のつたない英語やドイツ語でもきちんと聞いてくれます。だから、気軽に質問したり、話しかけたりすることができるようになりました。特に、仲良くなった留学生とは、ご飯を食べに行ったり、旅行に行ったりしてとても充実した時間を過ごすことができました。旅行先でもご縁に恵まれ、様々な人と話すことができました。

    さらに、今回の留学の中で、スケジュール管理を徹底するようになりました。授業やテストに向けての時間管理はもちろん、旅行のプランを立てたり、日々の生活をきちんと管理できたりするようになったと感じています。また、日本での生活がどれだけ便利で恵まれていたかを実感しています。まだまだ、自分の改善点は多くあるので、残りの5ヶ月を悔いの残らないよう、1日1日大切に過ごしていきたいです。

    もうすぐ帰国

    2017.6.20 報告

    充実した留学生活

    ブレーメンでの留学生活も、もう残り2週間となりました。ブレーメンにもすっかり夏が訪れ、初めてブレーメンに来た時のことを思い出しています。そして、今回の留学が将来の自分の人生への大きな糧となるだろうと感じています。私は、今回のブレーメンへの交換留学が決まるまで、ごく一般的な大学生の一人でした。人と違うことをするのが苦手で、なんとなく大学に入り、なんとなく単位を取って大学生活を送っていました。そんな自分を変えたくて、交換留学に応募しようと決意しました。交換留学することが決まってからは、自分の中で、不安と希望が入り混じっていました。そんな中で始まった私の留学生活は、今までに経験したことのない事だらけでした。積極的に英語でコミュニケーションを取ることを目標にしていましたが、最初は周りの学生に対して劣等感ばかり抱いて、話しかけるのをためらう自分がいました。また、初めての一人暮らしがつらくて、実家の夢を見たこともありました。しかし、留学生活を支えてくれた家族、友達、教授の方々のおかげで、私はこれらを乗り越えようと努力することができました。

    大学では、自分の英語の能力を伸ばすとともに、新たな経営学の知識を学ぶことができました。そして、ドイツに来てから始めたドイツ語の学習でも、日常会話が問題なくできるようになりました。大学以外では、物事をきちんと見極める能力がついたと思います。スーパーでの買い物一つにしても、何を重視するかによって、買い方が違ってきます。休日の過ごし方も、自分で積極的に行動する事を心がけました。日本にいれば、いつも他人に頼っていた事を自分で行ない、自分の思考や感覚を認識する事ができました。そして、それに沿って物事を考えるようになりました。これらの経験は日本では決してできなかったと私は断言できます。

    自分が夢見た留学生活はもうすぐ終わります。正直に言って、自分の掲げた目標がすべて達成できたとは言えません。しかし、目標に向かってできるだけの努力をしたと私は胸を張って言えます。私は自分がした事全てに意味があったと信じています。今回の留学で学んだ事を今後の学生生活や人生にも活かしていきたいです。そして、留学を支えてくれた人達と留学中のたくさんの素敵な出会いに感謝したいと思います。