福住 和真さん | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

ウェスタンミシガン大学

福住 和真さん

福住 和真さん

立命館大学 経営学部国際経営学科・英語コース 2010年4月入学

大学に入学する以前に海外留学経験はなく、生の英語に触れる機会があったのは夏季五日間無料キャンペーンを行っていた某英会話教室での駅前留学くらいである。よりグローバルな社会に変わっていくと謳われる中で、自分がどういう知識や経験を身につけなければならないのかを少しでも把握したいと思い、まず、自分の英語が海外でどれくらい通用するのかを知るために、短期留学プログラムのBSAⅠに参加することを決めた。

まいらいふin the U.S.A

カルチャーショックを初体験

BSAⅠプログラムは私にとっての初めての留学体験でした。1ヶ月のプログラムであったので、英語の上達という点ももちろんではありますが、それよりも、それまで受験勉強のためだけの知識として蓄えられてきた自分の英語をどれだけアウトプットし、それらを駆使してどれだけ思っていることを表現できるかを挑戦したいという意識を持ってこのプログラムに取り組みました。語学だけではなくビジネスのことについても勉強するBSAプログラムですが、ここでは、私はこの留学体験を通しての、一個人としての率直な感想を述べていきたいと思います。
アメリカに着いて初めに出た一言は「デカい!」。食べ物も、建物も、キャンパスも、そして人も、全てにおいてBIGサイズでした。大学のキャンパスはとにかく広く、設備もかなり整っていて、食堂ではアメリカらしく、ピザ、ハンバーガー、ホットドッグ、フライドポテトといった4大ジャンクフードは常備してありましたが、ベジタリアンの人にもしっかり配慮したメニューがありました。コンピューター室で並ぶこともありません。現地の先生に聞いたところ、宗教上の理由で休まないといけない日がある場合、事前に申し込むと公欠扱いにしてもらえるそうで、とにかくみんなが暮らしやすい設備や制度がありました。アメリカでは本当に様々なバックグラウンドを持った人たちが集まります。その中で、どれだけ設備制度が整っていても、それぞれの'違い'については日本人よりも敏感であると感じました。日本で生活しているときは、日本が島国であるからか、いろんな人がいるということがあまり実感できませんが、アメリカに行くと人間としての本質は同じなのに'違い'という部分でハッとさせられることがありました。これが、私がアメリカに行って感じたカルチャーショックです。

人として成長できた留学体験

少し重たい話題から入りましたが、もちろん楽しいこともたくさんありました。野球場で幼い兄弟と触れ合ったり、ちょっとしたテーマパークのように広い市場で買い物をしたり、ダンスホールで踊り耽ったり、シカゴでストリートパフォーマーに感動したり、アウトレットでナイキの靴が破格の値段で購入できたり、スポーツで体を動かしながら現地の学生と触れ合ったり、バギーに乗って砂丘を爆走したり、ほぼチーズのようなおいしいピザを食べたり、ミシガン湖でメガネを紛失したり、もう挙げていくとキリがありません。授業でもオーラルの先生は身ぶり手ぶりで同じ単語でも言い回しを変えたりして本当にこちらが理解しやすいように工夫をして教えてくれましたし、ビジネスライティングの先生も本当に親身になって経営学の知識が浅い私たちを指導してくれました。現地スタッフの方々や学生たちの親切なサポートがあり、とても充実した留学生活になりました。
留学をすれば、環境が変われば何かが自分のなかで変わるかもしれないと留学する前に考えていました。実際行ってみると、文化は違うし、性格やものの考え方、コミュニケーションの仕方までもが異なり、なによりもまず言葉の壁があり、程度は人それぞれ違っても自分の思っていることをうまく表現できなくて悲しい、悔しい、みじめな気持ちになることもあり、正直なところシビアな部分があったかもしれません。しかし、それと同じくらいに、チャンスもたくさんあったと思います。英語で話をしたり、さまざまな違う国の人と友達になり、帰国後もfacebookやskypeで交流をしたり、違った文化や性格・価値観を知ることができたり、またそれを通して自分を見つめ直すことができたり、これらのチャンスもどのようなチャンスでも、どれもこれもが勝手に自分に降ってくることはなく、自分から積極的にアクションを起こさないと掴み取ることはできないものばかりであると感じることができました。1ヶ月という短い期間ではあるものの、人間として成長する機会を持つことは有意義なものになると思います。

私の留学日程表

2010年4月 立命館大学入学
2010年7月 BSAⅠ留学プログラムへの参加準備を始める。
当初、課題であった英語での自由論文の作成に取り組む。
2010年8月 アメリカミシガン州へ出発。
ウェスタンミシガン大学に到着。
ビジネスプロジェクトとして留学生メンバーでチームを作り
マクドナルドの企業分析の論文を英語で作成。
2010年9月 日本に帰国する。
           

留学中の生活調査 私の一週間

午前 午後
月曜日
  • Oral English
  • Business English
  • 現地学生と交流
火曜日
  • Oral English
  • Business English
    会社見学
  • 野球観戦
水曜日
  • Oral English
  • Business English
  • ダンスクラブ
    新入生歓迎パーティー
木曜日
  • Oral English
  • Business English
  • 日本食作り
    大学の劇場で映画鑑賞
金曜日
  • Oral English
  • Business English
  • バレーボール
    ビリヤード・卓球
    キャンパス巡り
週末
  • シカゴ旅行
    ミシガン湖
    動物園
  • アウトレットで買い物
    砂丘をバギーで爆走
  • 現地学生とパーティー