BSA Ⅱ 大連外国語大学
村井 彩佳さん
立命館大学 経営学部経営学科 中国語コース2012年4月入学
高校時代に第二言語選択として中国語を履修。大学でも、引き続き中国語を学ぶために中国語コースを選択。大学一回生の夏季休暇を利用してBSAⅠ中国コースのプログラムに参加し、蘇州大学に短期留学。そのことがきっかけとなり、中国への長期留学を決意する。大学三回生の後期から大連外国語大学へ留学。帰国後は、立命館孔子学院で開かれている中国語講座などに参加して中国語を継続的に学習する予定。
留学生活を通して得たもの
私がBSAⅡ大連外国語大学での留学生活を通して得たもの、それは語学力と様々な人たちとの出会いです。語学力の向上は留学を通して一番目に見えた成果だったと思います。語学力の向上を大きく手助けしてくれたのはやはり毎日の授業でした。ネイティブの先生たちとそれぞれ母国語が違うクラスメイトたち、このような学習環境は日本にはありません。もちろん日本語は通じませんから、必然的に中国語を使わなければならない状況に迫られます。また、授業はリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングと科目別に分けられているため、偏ることなくそれぞれの能力を高めることができました。加えて、私のクラスには毎日日記を書くという課題があり、これも語彙力のアップに効果的だったと思います。そして、私が語学力の面で最も意識していたのは実用的な中国語を身につけることでした。この点に関しては、授業以外の時間をかなり活用しました。日本での中国語学習は読み書きが多かったため、現地では実際に使える中国語を身につけようと、主にリスニングとスピーキングのレベルアップを図ることを重視しました。具体的に私が実践したことは、朝から学生寮のテレビでニュースや天気予報を見る、授業後は中国人学生と交流をする、空いた時間は中国の映画やドラマを見る、できるだけ外に出かけて中国語に触れる機会を作るなどです。これらの成果が表れたのは留学生活の後半でしたが、目標であったHSKのスコアもクリアできましたし、中国人とのコミュニケーションも円滑に進むようになりました。
もう一方では、様々な人との出会いも留学生活における貴重な財産となりました。学内での中国人学生との交流は中国語のレベルアップに繋がっただけでなく、中国の文化にたくさん触れることができたと思います。中国文化に触れることで、中国を様々な角度から知ることができました。中国人学生たちとの交流を通して最も印象的だったのは彼らの語学力の高さと勉強に対する熱意です。日本語専攻の現地学生たちは日本人を見つけると積極的に日本語で話しかけてきます。彼らの学んだものを活かそう、間違いを恐れず話そう、とする姿勢には私も圧倒されました。語学習得には彼らのような積極性が欠かせないのだということに気付かされました。また、他国からの留学生たちとの出会いも私にとって刺激的なものでした。年齢も国籍も様々、各々の価値観も違う、そんな彼らから最も強く感じることができたのはハングリー精神です。強いハングリー精神を持つ彼らは本当にエネルギーに満ち溢れています。お金もモノも自由も溢れかえるように存在する日本で、敷かれたレールの上を走ってきたような私が彼らから見習うべきものは幾つもありました。恵まれた環境に甘えて溺れるのではなく、その環境を活かして更に向上していかなければならないということを強く感じました。
BSAⅡでの留学生活を通して得たものはかなり大きく、ここには書ききれないたくさんのことを感じ、考えさせられました。中国留学は私にとって本当に貴重な経験となったと思います。海外留学に少しでも興味がある方がおられましたら、迷わず行くことをお勧めします。
▼私の留学日程表
2012年 4月 | 経営学部経営学科に入学 |
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2012年 8月 | BSAⅠ中国コースに参加 |
2013年 4月 | BSAⅡ中国コースへの参加準備を開始 |
2013年10月 | BSAⅡ大連外国語大学への留学選考 |
2014年 1月 | BSAⅡ大連外国語大学への留学が決定 |
2014年 4月 | ビザ取得等の留学準備を開始 |
2014年 8月 | 中国大連外国語大学へ出発 |
2015年 1月 | BSAⅡプログラム終了 |
2015年 3月 | 大学休学、中国で引き続き留学生活を送る |
▼留学中の生活調査 私の一週間
午前 | 午後 | 夜 | |
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