BSA Ⅳ ブレーメン州立経済工科大学
中村 春斗さん
立命館大学 経営学部国際経営学科 2012年4月入学
中学のときからマーケティングの仕事をしたいと思い続け、経営学部に進学。語学が昔から好きだったことから、留学して語学スキルや国際感覚を磨きたいという思いもあり、国際経営学科へ。海外経験は6年半のシンガポール滞在と、高校の研修旅行でドイツに3週間ホームステイ。2回生後期と3回生前期をブレーメン州立経済工科大学ですごし、メーカーに就職して海外派遣されることにあこがれる毎日を送っています。
一本筋の通った人になるためのドイツ留学
この留学を通して私には達成したい目標がありました。それは一本筋の通った人間になることです。私は昔から人からの影響を受けやすく、自分の意見や姿勢を変えてしまうことが多くありました。そんな自分を変えたかったため、私は留学中、自分の意見をまげないということを意識して過ごしました。留学先には自分の意見を強く押してくる人たちがいて、そんな中でころころ流されていたら、自分は埋もれてしまうという見立てがあったため、この留学は自分を変える絶好のチャンスになると考えたからです。実際留学先では、見立て通り、自分の意見をしっかりと表現する方々がたくさんいました。はじめは絶対勝てないと思っていましたが、徐々にそんな環境にも慣れ、自分の意見も発言できるようになっていきました。自分の意見を言えるということは自分の考えに自信があるということだと思います。その自信は自分をころころ変えないことに大きな役割を持ってくれて、多少筋の通った人になれたのではないかなと思います。
勉学に関しては自主学習の大切さを学ぶ一年でした。日本語を勉強しているドイツ人学生の勤勉さには感動や劣等感を覚えるほどでした。そんな彼らに負けたくないと思い単語帳をつくったり、タンデムでした内容を使ってみようとしてみたりと精一杯の自主学習をするようになりました。自主学習をしたときとしなかったときの差は明らかで、自主学習せずに一度教えてもらった内容を忘れていると、ドイツ人の友達に「お前には無理だ、あきらめろ」と日本語で(もちろんジョークですが)言われ、自主学習の大切さが身に染みました。ドイツに行かなければこんな風に感じていなかったでしょう。
留学先で一番苦労したことは家主の家におけるルールでした。とにかくルールが厳しくて、お湯が沸いたらすぐに弱火にしろ、シャワーは座って浴びろなど小さくもストレスのたまることが多かったです。しかしそれらのルールのほとんどがドイツのエネルギーの料金が高いことが原因でした。自然エネルギーを重視する国というのはそれなりの対価を払って、それを成し遂げているのだと知ると同時に、自分の日本での電力等の無駄遣いを考えさせられる良い機会でした。
私はこのドイツ留学中自分のいる環境の大きな変化によって、視野をひろげ、考え方をかえることができました。この変化は日本にいたままでは得ることはできなかったと思います。また機会があれば、ぜひ海外留学をしたいと思える素晴らしい留学生活でした。
▼私の留学日程表
2012年4月 | 入学 |
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2012年夏 | 留学を決意 |
2013年冬 | 留学に行きたくなくなる |
2013年春 | 親と大喧嘩して留学には行こうと改心 |
2013年9月 | ブレーメン州立工科大学に出発 |
2014年7月 | 帰国 |
▼留学中の生活調査 私の一週間
午前 | 午後 | 夜 | |
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