BSA Ⅲ 海外実習(カナダ)
土田 唯さん
立命館大学 経営学部国際経営学科 2012年4月入学
中学校の頃から英語は大好きという訳ではないが、得意で引っ張っていってくれる科目だった。大学も自分の興味のある経営学と英語を生かせる国際経営学科に進学することに決めた。2回生の秋にBSAⅢの募集を知り、初めての留学、インターンシップに挑戦した。
インターンシップ留学が語学留学と異なるところ
インターンシップという学びの場
私はBSAⅢで4週間、バンクーバーのホテルでインターンシップを経験しました。BSAⅢはホームステイをしながら企業でインターンシップをさせてもらうブログラムです。今回は、学生がどちらかと言うと社会人として扱われ、自立することが求められるインターンシップ留学の特徴を紹介したいと思います。まず、自分でなんでも動かないといけないことが多かったです。現地に到着して月曜日からインターンシップ開始ですが誰もホームステイ先からの行き方は教えてくれません。公共機関の乗り継ぎ方、チケットの買い方、最寄りのバス停の場所、全て事前に自分で調べるなりホストファミリーに尋ねるなりしないといけませんでした。説明してもらえるものだと思っていた私は戸惑いました。職場では、1週間ごとに違う部署に配属され毎週違った仕事をさせてもらいました。部署ごとに仕事内容が違うので週の最初のうちは仕事内容を説明してもらいました。説明は英語が出来るのが前提で話して下さるので、すごく早口で専門的な言葉も出てきて圧倒されました。また、任された仕事には全て責任を持たされます。「ここはどうしたらいいですか。」と質問しても「それはあなた次第です」と言われます。責任感のある仕事はプレッシャーもありますが、同時にやり遂げた後の達成感もあるので楽しいと思います。
何も出来ない自分を知ることで生まれる希望
そして最後に、海外でのインターンシップは特に何もできない自分が情けなく思えるときが来ると思います。最終週はフロントでのお仕事でした。パソコンを使ったチェックイン、チェックアウトのやり方は教えてもらえますが、実際のチェックインは1つの時間帯に集中していて、とても私が対応できる状況ではありませんでした。電話の取り方も教えてもらえますが、実際に鳴っている電話を取って対応することは出来ないので電話も出ることは出来ませんでした。このように、やることは分かっていても何も出来ずに簡単な補助か、他のスタッフの後ろに立って見学することぐらいしかできませんでした。何をしにここまで来たのだろうと思ったこともありましたが、この悔しい経験こそが今後に活かせることだと感じました。最初からすぐにこなせる仕事はなく、経験や慣れで効率良くこなせるようになることを目の当たりにしたことで、将来実際に就職して働くのが楽しみになりました。面白くて親切なスタッフに囲まれ、帰宅したら優しいホストファミリーが色々な話を聞いてくれたので悔しい思いも吹っ飛ぶくらい毎日が楽しい4週間でした。
▼私の留学日程表
2012年4月 | 立命館大学入学 |
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2013年秋 | BSAⅢの募集を知る。 説明会に出てみて、興味を持つ |
2013年11月〜 | 2度の面接、事前講義を経て出発の準備も整う |
2014年2月 | ビザがなかなか降りず、予定より2週間遅れで派遣先であるカナダ・バンクーバーへ出発 |
2014年3月 | 日本へ帰国 |
▼留学中の生活調査 私の一週間
午前 | 午後 | 夜 | |
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