BSA Ⅲ HIA(アメリカ)
蒲生 幸樹さん
立命館大学 経営学部国際経営学科・初修フランス語コース 2010年4月入学
幼少期の数年間をアメリカで過ごし、海外に興味を持つ。高校時代に海外でインターンシップができるBSAⅢの存在を知り、国際経営学科に入学。2回生の夏期休暇にBSAⅢに参加。社会人として働く厳しさと今の自分に足りないものを再認識して帰国。帰国後は企業の国際人的資源管理を中心に学習を進める。
海外で働く貴重な体験
行ってみて気づかされた自分の課題
私は今まで留学を経験した事がなく、留学前の目標は漠然としていました。語学力の向上と異文化体験、社会人としてのマナーを身につけて帰ってくることを目標にしていましたが、5週間という短い期間の間に、これらの目標と同時に今の自分に足りないものが明らかになりました。
BSAⅢに参加した他の仲間は現地人社員が働いている企業でインターンを行い、英語で業務を行っていましたが、私の場合は希望する企業の受け入れ先がなかなか見つからず、結果的に日本人社員を基本とする日系企業でインターンを行いました。私がインターンシップをさせて頂いた企業はスポーツ関連の企業で、主な業務としてプロスポーツ選手のマネジメント、スポーツ留学の斡旋をされていました。私のインターン中の業務は留学案内のパンフレット作成、リサーチなどのデスクワークや現地スタジアムの視察といった外回りを担当させて頂きました。社会勉強ということで、社員の方々にコーヒーを煎れたり、昼食後の洗い物といった雑用にも積極的に取り組みました。
私はこの実習を通じて社員の方々にたくさんアドバイスを頂きました。その中でも特に印象に残っている言葉があります。「若いうちにとにかく失敗を恐れず経験を積む事、若い時期の行動はどんなに無駄だと思う事でも将来の自分への投資になる。」この言葉を聞き、私は無理して大人な態度をとっていた自分に気がつきました。知識、経験等あらゆる面で私はまだまだ未熟であるということを認識し、今はあらゆる事に挑戦して経験を積む必要があるということを学びました。
また、実際の企業で仕事を体験する事で学んだこともあります。私がインターンを行った企業は、出会いを大切にするという理念がありました。昔のお客様が新しい事業を持ちかけ、企業が成長するのを私は実際に目の当たりにしました。目先の利益ではなく、「人」を大切にすること。出会った人々を大切にし、受け取った恩を忘れない。私は将来に目を向けるのも大事だが、私が今まで出会った人々に助けられ、影響され、学んできたからこそ現在の自分がある事を忘れてはいけないと感じました。
広い視野を持つ事など多くを学べた海外実習
最初は語学力の向上や社会勉強ができたらいいな…程度の気持ちで望んだ留学でしたが、結果的にはあらゆる面で大きく成長できた留学になりました。私が成長できたのはインターン先の社員の方々のおかげです。社員の方々のアドバイスはとても的確で、深く考えさせられるものばかりでした。これらの的確なアドバイスを頂けたのも、多種多様な価値観が存在する海外に拠点を置く企業がとても広い視野を持っているからだと考えます。海外では自分たちと掛け離れた文化でも理解する必要があり、常識はずれの物事に対して寛容的です。よってその下で長年働く社員の方々は人生経験がとても豊富で、私は実習中に社員の方々から学ぶ事が尽きませんでした。そして私は海外でインターンシップを行ったからこそ、これらの事を学ぶことができたと実感しています。
留学中の5週間は仕事をしているだけではありません。週末になると一緒に留学に行った仲間たちとサーフィンを楽しんだり、ビーチに埋められたり、ゴルフをしたり、メジャーリーグ観戦に行ったりして思いきり楽しみました。週末だけではなく、平日の勤務後にも時間があるのでショッピングセンターで買い物などができます。ハリウッド、ディズニーなどがあるロサンゼルスには電車で数時間程乗れば行く事ができます。研修先のサンディエゴは日本人が暮らすのに最高の環境が整っており、何の不満もなく留学を楽しむことができました。仕事と遊びを両立しながら過ごす5週間は私にとってとても有意義なものとなりました。
▼私の留学日程表
2010年4月 | 立命館大学入学 |
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2011年4月 | BSAⅢの参加準備を始める |
2011年8月 | サンディエゴに出発 現地の日系企業でデスクワークを主な業務としたインターンシップを始める |
2011年9月 | 日本へ帰国 |
▼留学中の生活調査 私の一週間
午前 | 午後 | 夜 | |
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