E23-9・BSA㈿対外経済貿易大学 | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

対外経済貿易大学

E23-9・BSA㈿対外経済貿易大学

立命館大学 経営学部国際経営学科

高校時代にカナダで短期留学を経験し、言語の上達には長期留学が必要と感じたため、国際経営学科に入学。中国が世界経済の中で大きな市場を持つことや日本で中国人と交流することが多いため、中国への長期留学を決意。対外経済貿易大学での国際色豊かな生活はとても充実しており、中国語の更なる向上を目標として一年の休学を申請し、北京留学を継続。渡航時の語学レベルは初心者レベル、一年後に新HSK5級を取得。

リアル北京ライフ

この目で実際に中国へ行き気づいた偏見と事実の乖離
みなさんは中国に対してどのような印象を持っていますか。コロナ禍や世界情勢の影響により、日本で生活している中でも中国という国をよく耳にすると思います。さらにSNSの発達により、より手軽に中国のニュースを見ることができるため、中国に対するなんらかの印象は持っていると思います。しかしその印象は多くの場合、偏見であるということを知ってほしいです。中国の人口は日本の人口の約10倍、中国の面積は日本の国土の約25倍。このような条件の中では、あなたが普段目にするニュースはごく一部にしか過ぎないのです。実際、私も中国へ行く前は偏見を持っていました。しかし、それはあくまで偏見であり、事実であったとしても、中国という国を語る上ではとても小さな出来事にしか過ぎないのです。

中国に対する偏見
中国に対する印象は皆さんばらばらだと思います。例えば、安全面についてです。中国留学に行きたいと周囲の人に伝えた際に、初めに心配されることは安全かどうかです。実際、私は渡航前、コロナ禍後ということもあり、中国留学の情報が全くなく、見つかる情報もすべて古いものでした。そのため渡航前に安全かどうか知る術はなく、私でさえ安全について不安を抱えたまま中国に向かいました。そして一年間北京で生活をしてわかることは日本と同じように安全で安心して暮らせるということです。事件や事故は日本と同様に北京でも発生します。しかし、その数は少ないです。特に北京は街のいたるところに防犯カメラがあり、地下鉄では毎回手荷物検査があります。さらに大学は自由に立ち入ることはできず、警備員の方がいる門を通らなければならないという厳重な警備があります。そのため、北京で生活する上では安全面について心配することはないと思います。また、日本での報道や渡航前の情報から、中国での日本人の生活はとても大変な印象がありました。しかし北京では多くの中国人の方が日本人に対して差別的な行動をしてくることはほとんどなく、むしろ好感をもって迎え入れてくれました。大学内では日本人と交流したいという中国人の学生がたくさんいて、何度も話しかけられることがありました。このように渡航前に私が持っていた偏見は実際に生活してみて、事実とは違ったことがたくさんありました。中国に行って、実際に感じる印象は人によって全く違うと思います。しかし偏見を実際に自分の目で確かめないまま、偏見のままで自分の意見とすることは残念なことだと感じます。そのため少しでも中国に興味のある方は実際に留学に行ってほしいなと思います。

対外経済貿易大学で多言語話者に
中国への留学は中国語しか勉強できないと思っていませんか。それは大きな間違いです。私の中国語は渡航時、日常会話が全くできないほどのレベルでした。さらに英語に関しても、中国語よりは自信があるが、かといって、日常会話はできないという留学生として最低レベルでした。しかし、寮の手続きや入学手続き、友達作りなど、多くの場面で会話を必要としました。その際、私は自分の知っている限りの英語と中国語を駆使して何とか乗り越えました。例えば、中国語も英語も話せる留学生に助けを求めたり、英語の話せる中国人の方と交流したりしました。そして授業では、中国語で中国語を勉強しながら、英語で専門的な授業を受けていました。さらに友人との会話は中国語で話したり、寮ではルームメイトと英語で会話をしていたりと、日常的に二か国語を使う生活が続きました。そのため、どちらの言語も徐々に上達していき、いつの間にか日本語も含めた三か国語話者になりました。これは中国留学の最大の魅力だと思います。そして、韓国語やスペイン語を話す人がとても多いのも特徴で、中国語や英語以外の他の言語を学びたい人にとっても、魅力的です。

対外経済貿易大学での国際色豊かな生活
対外経済貿易大学は世界中の国から多種多様な人が留学生として生活しています。世界の6つの州のすべてから学生が来ていることはもちろん、日本に住んでいると関わることの少ない国の学生も留学に来ていました。私はこんなにもたくさんの国の方と交流できる環境があるなんて想像していませんでした。例えば、中国語のクラスでは学生全員の出身地が異なり、クラス全体の国籍数が10か国以上になることもあります。私はある一日は中国人の友達とご飯を食べたり運動をし、また次の日は韓国人の友達と遊び、週末にはヨーロッパや南アメリカの方々と遊びに行ったりなど、毎週たくさんの国の友人と遊んでいました。そのため今では南アメリカのすべての国に友達がいますし、世界中のどこの大陸、どこの地域にも友人がいるという状況です。よって、世界中の人々とかかわりを持ってみたいと考える方には、とてもおすすめできる大学だと思います。

これからの人生に大きな影響を与えた留学
対外経済貿易大学への留学は、私のこれまでの経験の中で一番自分の考え方に影響を与えました。留学中の出会いで、さまざまな人の考え方や文化を吸収し、国際的な視点で物事を見ることができるようになったと思います。また、中国への留学は自分の考え方や生き方に対して、改めて考えさせられる機会だと思います。コロナ禍後で情報があまりない中、中国への留学に対して不安はとても大きいと思います。それでも、少しでも興味のある方は挑戦する勇気を持ってほしいと思います。私は挑戦した先に中国での充実した、楽しい生活が待っていました。自分の価値観やこれからの人生に、たくさん良い影響を与えてくれた中国留学に、私はとても感謝しています。

私の留学日程表

2022年4月  経営学部国際経営学科へ入学
2022年10月  BSAIVプログラムへの参加準備を始める
2022年11月  対外経済貿易大学へ留学の面接選考
2023年5月  ビザ取得等の各種準備
2023年8月  中国・対外経済貿易大学へ出発
2024年4月  留学延長を考え始め、経営学部事務所に相談。
2024年7月  日本へ帰国、一年間の休学を申請し対外経済貿易大学での留学を延長
           

留学中の生活調査 私の一週間

午前 午後
月曜日
  • 中国語
  • 自習、外出
  • ジム
火曜日
  • 中国語
  • 自習、外出
  • バドミントン
水曜日
  • 中国語
  • Introduction of
    Chinese Economy
    and Society
  • ジム
木曜日
  • 中国語
  • Introduction of
    Chinese Economy
    and Society
  • ジム
金曜日
  • 中国語
  • 自習、外出
  • 飲み会、パーティー等
週末
  • 自習、外出
  • 自習、外出
  • バドミントン