BSA Ⅰ 蘇州大学
大村 朋幹さん
立命館大学 経営学部経営学科 2016年4月入学
立命館守山高等学校出身。内部進学で立命館大学経営学部経営学科へ入学。
滋賀県彦根市生まれ、大阪府茨木市在住。
1997年10月12日(20歳) A型 身長(180㎝)
立命館大学入学後、外国語では中国語を集中的に学習。教室内だけでその学びを終わらせたくなく、より実践的に学びたいと考えたためBSA I中国に応募。初めての中国留学となる。またBSA I中国のプログラムリーダーを務める。
留学経験後は引き続き立命館大学で中国語の授業、HSK等の検定試験の取得、立命館孔子学院講座などで中国語の向上と文化理解などを積極的に自ら学習している。また、この短期留学をきっかけに来年1年間の長期留学を志し、そちらに向けての準備等も進めている。
中国留学という選択。
現地で本物の中国語授業体験
中国語の授業は、基礎の基礎から教わる内容でした。中国語の難しい発音(声調)の部分から始まり、基本挨拶、日常会話レベルあたりまで、1ヶ月で中国語の基礎を学ぶことができたので、今回の留学から中国語を始める方や久しく習う方にとっても、安心して参加できる授業内容だと思います。今回の留学をきっかけに中国語学習を始める学生もいました。一生懸命教室で学んだことを、すぐに外に出て学生との交流や買い物を通じて実践的に学ぶことができ、中国語を上達させることができました。
また、ある程度中国語の学習経験があり、コミュニケーションが中国語で取れる方は少し簡単に感じる部分もあるかもしれませんが、授業は基本的に説明、質問、応答すべてが中国語で行われるため、積極的にコミュニケーションを取ることで、より充実したものになると思います。
蘇州という街の魅力
基本的に平日の夜や週末になると自由時間になるので、各自でBSAのメンバーや蘇州大学の学生と連絡を取り合って、それぞれ行動するようにしていました。蘇州大学からバス・地下鉄・タクシーなどで各地にアクセスしやすいため、不便は感じませんでした。そのため、行きたいところを事前に調べて各自で行動しました。蘇州の街の特徴は昔の街並み、文化と発展された街並みなどが融合しているということです。例えば「东方之门(東方之門)」という蘇州の一つのシンボルになっている建物の附近は会社ビルや大型ショッピングモール、百貨店などが多くあり発展していました。「山塘街」という場所は古い蘇州の街並みを感じることができます。「观前街(観前街)」という場所は若者が集まる繁華街でした。食べ歩きができるところや、衣服や小物などの買い物すをるような場所がたくさんあり活気あふれていました。また、蘇州には日本人街もありました。その通りには日本のお店や日本語メニューがあり、中国にいながら日本を感じることができたため、不思議な感覚を味わうこともできました。
同じ蘇州であるのにも関わらずこのように様々な雰囲気を感じることができ、生活しているなかで、治安の悪い場所などは見かけなかったので、大変住みやすい所だと感じました。街中の方も優しい人が多く、不便なく過ごすことができました。
中国のキャッシュレス化と日本進出
中国留学中、驚いたことのひとつが、中国のキャッシュレス化です。街中を歩くと、ほとんどの中国の方は財布を持ち歩かず、QRコードを用いて携帯電話決済を行うスタイルが主流になっていました。購入者側はQRコードを提示、または読み込むことで決済を完了することができます。日本では見かけないこのスタイルが中国ではすでに浸透しています。このキャッシュレス化、QRコードを用いた携帯電話決済により、日本では生み出されないようなまったく新しい市場が次々登場し、成功しています。シェア自転車はその成功例です。こういった流れはここ2~3年で伸びたということを知って、さらに中国の「勢い」を感じました。
今後も、これを皮切りに次々に新たなサービスが開始され、また成長を遂げて行くだろうと思いました。こういったことに直接現地で触れ、感じるということは、日本では経験できないことで、経済状況の違いについても考えさせられました。
また、中国の大手IT会社「华为(Huawei)」が2017年内に日本国内に大型工場を建設するということも発表されています。中国企業としては初めて日本に本格的な工場を建設し、日本での生産にいよいよ乗り出すのです。これまでは日本の製造業が低コストを理由に中国に進出するという形でしたが、最近では中国の賃金の水準が上がり、逆に中国が日本に進出し始めるという形になっています。ますますこれから、日本に中国企業が進出する機会が多くなると思います。そういった時に、日中の経営や文化を知り、日本人でありながら本社中国と中国語での円滑なコミュニケーションを取れる人材がより一層求められるようになると思います。このプログラムは中国語を学ぶ語学面だけではなく、中国の経済の授業や企業訪問などを通じて、経営学面での学習もできるので、この両点についてもしっかり養うことができます。しかしながら私は、多くの人が中国に対しての理解や学びが少ないと感じます。このような状況にもあるので、将来を見据えた時、英語圏にいくよりも中華圏(中国)に行くメリットは十分にあると考えています。
中国留学を経験してほしい
実際に現地(中国)に行って、そこで何かを感じ、何かを学び、何かを考えるというこの貴重な経験は日本にいるだけではできません。これは留学全般に言えるかもしれませんが、留学前では想像もしないような学びや出会いなどがあると思います。留学を通じて、大きく自分の将来を考えるきっかけにもなります。約1ヶ月間という短期留学のプログラムですが、現地での言語学習、交流、貴重な企業訪問、中国文化などから収穫できることは非常に多いです。
中国語をもっと伸ばしたい人、学びたい人、日中関係に興味がある人、中国の経営・経済に興味がある人、なんとなく中国ってどんな感じなのか知りたい人、全ての人にオススメです。是非この留学プログラム(BSA I中国)を選択して、中国でしか得ることのできない充実した経験をしてきてほしいと思います。
▼私の留学日程表
2016年4月 | 立命館大学経営学部経営学科 入学 立命館大学言語 中国語受講 |
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2017年5月 | BSA I中国プログラムへ応募・面接 |
2017年6月 | 留学事前講義(3回) HSK(汉语水平考试)四級 受験 BSA 結団式・交流会 |
2017年8月 | BSA I中国 蘇州大学(1ヶ月間)留学 |
2017年9月 | BSA I中国 帰国 |
2017年10月 | 立命館孔子学院 中国語講座受講開始(半年クラス) HSK(汉语水平考试)五級受験 |
2017年12月 | HSKK(汉语水平口试考试)初級/中級 受験予定 |
2018年2月 | 立命館全学交換留学プログラム 四川外国語大学(1ヶ月間)留学予定 |
2018年9月 | 立命館孔子学院プログラム 北京大学(1年間)留学希望 |
▼留学中の生活調査 私の一週間
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