BSA Ⅰ Plus カリフォルニア大学デービス校
鵜飼 ひなたさん
立命館大学 経営学部国際経営学科 2017年4月入学
大学入学当時は留学をしたいという思いはあまりなかったものの、2年生に上がるまでに多くの生徒が留学を決断していることを知り、留学について興味を持ち始めました。まずは昼休みに行われていた本プログラムのガイダンスに参加し、そこで本プログラムに魅力を感じたので応募しました。また、私を含めて応募者が3人という少し心細い状況ではありましたが、3人で団結して留学生活を過ごすことができました。
自分を成長させるための1ヶ月
私が留学するにあたって、このプログラムの良いところだと思った部分は2つあります。ひとつ目は、夏休みを利用した1ヶ月間という短期留学であったことです。夏休み中の留学なので授業に支障はないうえに、さらにこの1ヶ月間の留学で単位も取得することができました。ふたつ目は、寮での生活ができたことです。留学にはホームステイをするプログラムが多いですが、私はホームステイだとホストファミリーに気を遣って生活してしまいそうだなと考えていました。寮では自分で洗濯をして食事は全て食堂で済ませていたので、比較的自分の好きなように生活できました。この2つの特徴がこのプログラムを選んだ決め手でした。
授業は50分間で午前中に4科目あり、それが月曜から金曜までありました。その中で一番印象に残っている授業は”Intercultural Research”という授業で、自分で設定したテーマについて調査、情報収集、整理したのちにポスター形式のプレゼンテーションで意見を述べるという内容でした。インタビューをする際に知らない人に英語で話しかけることは私にとって勇気のいることでしたが、「今まで日本では出来なかったことを一歩だけでも踏み出して頑張ろう」と自分を勇気付けてなんとかインタビューを終えることができました。デービスの人たちはあたたかい人たちばかりで、つたない英語しか話せない私にとても親切に接してくださったので、自分に自信を持つことができました。インタビューで得たデータから自分のテーマを仕上げ、シンポジウムでは同じクラスの人たちと一緒にポスターを用いて各々の調査結果をシェア、議論しました。この授業はもちろん、ほかの授業やその中で出会った様々な人々に刺激されながら自分を成長させることができました。クラスメイトも真面目に授業に取り組んでいて、一緒に授業を受けながら切磋琢磨し合いました。色々な国、年代のクラスメイトと交流しながら、様々な国の文化に触れることもできました。また、約週に1度はサイトビジットとして企業訪問を行いました。企業先でお話を聞かせていただき、実際の現場を生で見学しながら体験でき貴重な経験となりました。
週末には勉強から一旦離れてアクティブに行動し、様々な場所を訪れました。サンフランシスコやロサンゼルスなどデービスから少し離れた都市へ行くと、またその場所特有の雰囲気や人柄に触れることができ、アメリカの文化について深く知ることができたと思います。このように週末を楽しむために、平日は授業をこなし、課題を週末に持ち込まないように切り替えを意識して生活していました。
この一ヶ月を通して得られたものは数えきれないほどあり、一番私が感じている自身の成長は「価値観が豊かになった」ことだと思います。デービスでの生活が始まってから、たくさんある日本との違いを様々な経験を通して新鮮に感じることができました。それと同時に日本とデービスを比較することで日本人として日本をみる視点に加えて、客観的な視点で物事を考えられる力がついたように思います。アメリカに留学をして異国について学びながら、一方で日本について見つめ直すことができました。得られるものは人それぞれ違うと思いますが、この留学を通してきっと大きく成長できると思います。
▼私の留学日程表
2017年4月 | 立命館大学 経営学部 国際経営学科へ入学 |
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2018年4月 | BSAプログラム説明会、ガイダンスに参加 |
2018年5月 | BSA Ⅰ plusへ応募、選考、派遣決定 |
2018年6~7月 | 事前講義、結団式や、ビザの取得などの留学準備 |
2018年8月 | BSA Ⅰ plus派遣先カリフォルニア大学デービス校に出発 |
2018年9月 | 日本へ帰国、留学で得られた知識や経験をもとに英語や経営学の勉強に励む。 |
▼留学中の生活調査 私の一週間
午前 | 午後 | 夜 | |
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月曜日 |
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火曜日 |
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水曜日 |
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木曜日 |
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金曜日 |
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週末 |
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