山本 早織 さん | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

ブレーメン州立経済工科大学

山本 早織 さん

山本 早織 さん

立命館大学 経営学部国際経営学科 2009年4月入学

高校時代にニュージーランドで1年間の語学留学を経験。大学では語学学習とグローバルビジネスの学習を目的として、国際経営学科に入学し、2回生後期からドイツのブレーメン州立経済工科大学で半年間留学を経験。ブレーメン州立経済工科大学では、専門科目を英語で学び、併せてドイツ語を学ぶ。帰国後は主に、既存商品をグローバルな視点からマーケティングリサーチを行い、新製品開発のプロセスをより実践的に学ぼうと考えている。

Studying Abroad in Bremen

世界各国の文化とふれあえたドイツ留学

私は、立命館大学からの第1期生として、ブレーメン州立経済工科大学に留学しました。この学校は世界各国から毎年約150人もの交換留学生を受け入れており、他の留学生との交流会は学校を挙げて頻繁に行われます。例えば、留学生がそれぞれの自国の文化、食べ物、踊りなどを紹介するInternational Dayという行事が12月に校内で行われました。 その時に、私は日本の留学生達と、着物を着て、お寿司やお饅頭を作り、日本についてのプレゼンテーションをして、他の国からの留学生、ドイツの学生をはじめ、来て頂いたブレーメンの一般の方々に、日本の文化を紹介しました。 特に、着物は海外の方にとってとても魅力のある伝統的な衣装で、とても好評でした。もちろん、他の国々の伝統的な料理を食べ、踊りを鑑賞することで世界各国の文化にも触れることができ、新しい発見がたくさんありました。これだけの文化を、一同に触れることは、初めての経験でした。

Tandemパートナーとの関わりから学ぶ

ここでブレーメンでの私の学部について紹介します。日本からの留学生は皆、日本語と経済学を学ぶAWSJAPANISHという学部に入ります。このような学部はドイツ全国をみてもいくつかの大学にしかないという本当に珍しい学部です。その学部で、日本語を学んで日本で仕事をしたいという意欲の強い学生たちと共に勉強しています。ドイツ人の生徒何人かとタンデム、いわゆるバディを組んで、英語で会話しながら、ドイツ語を教えてもらったり、日本語を教えたりします。私は6人のドイツ人とバディを組んで1週間に1回、1時間半、語学学習の他に、時事問題や政治、経済、法律など様々なトピックについて議論することにより、相手からいろいろなことを学び多くの刺激を受け、とても楽しみな時間でした。バディを組むことでお互いの信頼関係が強くなるので、時には一緒にパーティに行き、夕飯を食べたりして、今では本当に仲の良い友達です。バディを組んでいたドイツ人の中に、今年の夏から交換留学生として立命館大学に来る学生がいます。再会できるのが、嬉しいです。今後も長く関係が続くといいなと思っています。
授業面では、主にグループワークで進められる授業を受講しました。ヨーロッパをはじめ、アフリカ、南アメリカ、オセアニア、日本以外のアジア圏というような様々な国からの学生が集まる環境に居合わせるということはめったにないと思い、できる限りいろんな国の学生と話し、意見を交わしたいと考えたからです。実際、グループワークをしてみると、皆が一斉に口々に自己主張をしあい、当初、私はまったく入れませんでした。それでもこの半年は必死についていき、率先して自分の意見を言えるようになってきました。ただ発言するだけではなく、相手の意見もしっかりと聞き、まとめる能力も必要だということも学びました。この留学でコミュニケーション能力の重要さを改めて実感し、その能力を少しでも身につけることができたと感じています。

様々な経験が将来への希望につながる

授業以外でも、私はドイツ人の友達のプロジェクトのヘルプをしていました。そのプロジェクトとは、オリジナルのポッドキャストを世の中に配信するというもので、私たちは日本語を勉強する外国人のためのリスニングの教材、そして観光案内としても使用できるポッドキャストを作成しました。そして、このポッドキャストを配信するだけではなく、日本人観光客のための音声ガイドとしても使っていただけるように、ブレーメン観光案内所にも掛け合いました。このようなプロジェクトは、私にとっては初めてで、自分たちの作成したものを世界中の人達が使ってくれることを、実感することができる素晴らしい経験でした。
今回の留学は、二十歳になり、大人になるための第一歩だったと思っています。このドイツ留学というチャンスをつかんで、日本から遠く離れたヨーロッパに身を置き、世界各国からきた人たちと触れ合うことで、日本にいては、できなかったことを十分に経験し、学ぶことができました。ブレーメンで学んだことは必ず将来に役立てることができると確信しています。

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私の留学日程表

2009年2月 入学前に立命館大学「はじめてのTOEFL講座」を受講
2009年4月 経営学部国際経営学科入学
1回生の前期に立命館大学で「TOEFL講座」を受講
2009年12月~ BSAの留学プログラムへの参加準備をはじめる
2010年4月~ プロジェクト研究において他の留学生と共に、ドイツ人の先生と異文化間におけるヒューマンリソースマネジメントについての研究をはじめ、論文を作成
2010年9月 ドイツ、ブレーメン州立経済工科大学に出発
2011年3月 帰国
           

留学中の生活調査 私の一週間

午前 午後
月曜日
  • プロジェクトの話し合い
  • Tandem(※ドイツ人とパートナーとなりドイツ語と日本語を教えあう。)
    ビジネス
  • ドイツ語
火曜日
  • Tandem
  • Tandem
  • 英語
水曜日
  • プロジェクト・マネジメント
  • プロジェクト・マネジメント
    ファイナンス
  • ドイツ語
木曜日
  • プロジェクトの話し合い
  • Tandem
  • 自習
    プロジェクトの活動
金曜日
  • 留学生とバレーボール
    ドイツ人のTandemパートナーとランチ
  • Tandem
  • パーティ(留学生交流)
週末
  • 掃除・洗濯
  • ホストファミリーを訪ねる
    留学生、現地の友達と遊ぶ
    自習
  • パーティ(留学生交流)
    自習