BSA Ⅰ 建国大学
堀 雄太さん
立命館大学 経営学部経営学科 2012年4月入学
高校生の時に韓流ブームが怒り、韓国の音楽が好きになった。せっかくなので韓国語も勉強しようと軽い気持ちで韓国語の勉強を始めたのがキッカケ。
このプログラムに参加するまでに韓国に何度か旅行で訪れた事はあったが、お店で食べたい物を注文するのも大変なぐらいだった。このプログラムに参加してある程度の会話は問題なくできるレベルにはなった。帰国してからは、韓国語能力試験という資格を取得するために副専攻の授業も受講して、韓国語に力を入れて勉強している。
留学で学んだ事は勉強だけじゃない
今回このプログラムを通して多くの事を学ぶことができた。経営学や韓国語はもちろんたが、それよりもこのプログラムでしか学べないこと、実際に韓国に行かないと分からなかったことが多かった。企業訪問でE-martという韓国の大企業の本社に行って経営方針などについて直接聞けて、今まで大学で学んでいた経営学の知識が実際どのように利用されているか知れたことは間違いなく勉強になった。何より留学中によく利用していたE-martの本社に行って経営学を学ぶという事は、普段の旅行や立命館大学の授業ではなかなかできない体験だったので、貴重な経験だった。
そして何よりも韓国の大学生の勉強に対する意識の違いには驚かされた。私たちが建国大学に留学したのは8月だったので、建国大学の学生は夏休み中であったが、図書館に行くと自習をしている学生で溢れており、満席の日も珍しくないという。日本の大学の夏休みにこのような光景を目にする事は少ないため、とても感心させられた。また留学中に私達のサポートをしてくれたチューターの学生たちにチューターをする事になったきっかけを聞くと「外国語は机で勉強するより実際に使った方が早く覚えるから。」という答え。やはりこれも勉強の一貫として取り組んでいる学生が多かった。チューターにも日本語担当のチューターと英語圏担当のチューターに分かれていたが、日本語担当のチューターは日本語はもちろん、TOEICも700点を超えていて「これでもまだ韓国では低いスコアだよ。」と言っていた。英語圏担当のチューターも日本語は話せる必要はないにも関わらず、カタコトではあるが日本語を話せる学生もいた。さらに、大学に行きながら塾に通う学生も多く、これに加えて4回生になると就職活動もしなくてはいけないと言う。彼らは「大学受験の時の勉強の習慣が抜けていないだけ。もっと大学生だから遊ばないと!!」とは言っていたが、彼らの勉強に対する意識というのは、韓国の受験や就職問題という背景が大きく関わっているのではないかと思った。
韓国は受験大国と言われるほど受験が社会で大変重要視されている。そのため、大学へ入学するために必死に勉強しなければならず、高校生は学校の授業は16時に終わるが、そこから塾に行ったり家庭教師を雇ったりして勉強する。学校も23時ごろまで開放しており、自習する学生がほとんどだそうだ。このように今や韓国の学生は、学生生活に勉強は切っても切れない存在となっているそうだ。このような背景があるとしても、日本の大学生と韓国の大学生の勉強に対する意識の違いにはとても驚いたし、見習わなければならないと思った。
建国大学の学生とも仲良くなり、帰国してからも未だに連絡を取り合っている。韓国にこのような友達ができたので「また韓国に行こう!」と思えるし、「もっとコミュニケーションを取れるように勉強しよう!」という気持ちにもなれた。
以上のように実際に韓国に滞在して、このプログラムに参加してみないと分からないことや、なかなか体験できないことに数多く触れることができ、これからの大学生活に間違いなく役立つと思った。
▼私の留学日程表
2011年〜 | 韓国語の勉強を始める |
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2012年4月 | 立命館大学入学 |
2013年5月 | 何度か韓国へ旅行し、留学も視野に入りだす。 韓国語の勉強に力を入れるようになる。 |
2013年9月 | 韓国語の先生に留学に関しての相談をし、留学について真剣に考える |
2013年10月〜 | 副専攻で朝鮮語を選択肢、より深く韓国語を学べる環境に |
2014年2月〜3月 | 春季短期プログラムで高麗大学に入学 |
2014年8月初旬 | BSAⅠ派遣先 韓国に出発 |
2014年8月下旬 | 日本へ帰国 |
▼留学中の生活調査 私の一週間
午前 | 午後 | 夜 | |
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