Vol.7 2019年度派遣の留学生活報告(3回生・北村梨紗さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

アーヘン応用科学大学ドイツ

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    国際経営学科 3回生

    北村 梨紗さん

    2019年3月より、アーヘン応用科学大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2019.3.20 報告

    留学生活のスタート

    こんにちは。北村梨紗です。ドイツのアーヘンに到着してもうすぐ3週間になります。私は3月の初めにアーヘンに到着したのですが、その時期のアーヘンはカーニバルの真っ最中でどこもかしこもお祭り騒ぎ。お店が休みになったり交通機関も不規則だったりと、寮に入れたのは到着から3、4日してからでした。私は留学先のバディに本当に恵まれていて、その期間はバディの家にお世話になり、必要な手続きもバディが手伝ってくれました。そのおかげで今は問題なく生活を送れています。

    さて、アーヘンでの生活はというと、不満なのは不安定すぎる天候くらいで、あとはとても快適です。ヨーロッパなので寒いのかな、とは思っていたのですが日本より少し寒いくらいで安心しています。また、物価もあまり高くなく、スーパーでは色んなものが日本よりも安いくらいで売られているので買い物は最近の私の楽しみでもあります。アーヘンは学生の街だとは聞いていましたがそれは本当で、街中にたくさんの学生(もちろん留学生も!)がいます。ベルギー、オランダとも隣り合った国際色溢れる街で、学生生活を送るのには適した街だと感じています。

    肝心な学業に関しては、今は本セメスター前なのでドイツ語の集中コースを受講しています。クラスメイトは皆留学生ばかりで、年齢も国籍も違うクラスメイト達と共に初めて触れる言語を学習するのは大変ですが、貴重な体験でやりがいを感じています。この授業は毎日朝から昼まであるためなかなかハードですが、ドイツで生活していくには自分が想像していた以上にドイツ語の習得が不可欠だと感じているので最後までやり切りたいと思います。留学先での5ヶ月はきっと日本でいるよりもあっという間に過ぎてしまうと思うので1日1日を大切にして頑張っていきたいです。

    もう半ばです

    2019.5.19 報告

    留学の折り返し地点

    5月も半ばが過ぎ、ついに留学の折り返し期間になりました。ドイツでの春セメスター留学はハロウィンやクリスマスの時期に被らないので少し残念に思っていたのですが、春のドイツはとても過ごしやすく、21時頃でも外が明るいので毎日気持ち良く過ごせています。気候も穏やかなので授業のない日でも出来るだけ外に出掛けています。ドイツの街も素敵ですが、私はバスで簡単に行くことが出来るオランダで過ごすのもお気に入りで、週末はオランダで過ごすことも多いです。

    大学での勉強については、やはり授業のスピードが速いです。毎回授業についていくのが大変ですが、何とか毎日予習復習をしながら励んでいます。私は正課でドイツ語の授業を取っていない分、独学で勉強しています。覚えた文章を街中で使えるようになると嬉しいし、もっと勉強して会話が出来るようになりたいと思っています。

    アーヘンに来て約3ヶ月が経ち、勉強や語学の面でも成長したと感じることはありますが、何よりも自分で物事をしっかり考えて行動する力が身に付いたと感じています。アーヘンに来てから、寮のWi-Fiが繋がらなくて連絡が取れなくなったり、寮費の支払いが上手くできなくて延滞通知が来たり……、と困難な事にたくさん直面しました。そんな時、日本にいる時は周りの人が助けてくれたり自分でしっかり考えていなくても時が解決してくれたりして、自主性に少し欠けていても不自由なく過ごせていました。異国の地では何も言わなければ誰も助けてくれません。でもその分、自分で解決策を考えて何とか伝えようとすれば、周りの人は手を貸してくれます。そんな状況を実感したのは初めてだったのでとても良い機会になったと思います。それ以降は、何事もまず自分でしっかりと考えて行動するようになりました。海外生活の中で色々な事を自分一人で工夫して出来るようになった事で自分に自信が持てるようになったし、日本で活かせる事もたくさん経験出来たと感じています。留学期間は残り2ヶ月程ですが、この短い期間の中で少しでも成功体験を増やして、悔いのない留学にしたいと思います。

    もうすぐ帰国

    2019.7.5 報告

    留学期間も残り少し

    アーヘンでの留学期間も残すところ2週間程になりました。今はテスト期間ですが試験スケジュールの関係で帰国ギリギリまでテストがあるので帰国前までせわしない日々になってしまいそうです。ドイツの大学の試験に関しては英語で受けるテストは私にとって未知な事がたくさんあり、いっぱいいっぱいになっているのか、留学生の友達からは「Take it easy!(気楽にね!)」と心配されてしまいました。

    この5ケ月間を振り返ってみると、本当にあっという間だったけれど色々な事を学ぶことができた期間だったと思います。この5ケ月間、ドイツで1人で生活していく中で、自分から行動すること、自分で工夫して何かを解決しようとする経験がたくさん出来ました。よく「留学に行くならば留学の間にしか出来ないことをやろう」という言葉を耳にしますが、私はこの留学の中で「日本でも出来るけど、きっと日本にずっと住んでいたらやらなかったであろう」ことにも色々と挑戦することが出来たと思います。そういった意味でも、今回の留学は私にとって非常に将来の糧になったと思っています。

    もちろん言語学習の面においても大きく成長できたと感じていて、具体的に英語やドイツ語を上手く話せるようになったかと言われると強く頷くことは出来ないのですが、言語学習に対しての考えは間違いなく変わったと思います。その大きなきっかけは異文化コミュニケーションの授業内で「私の言語の限界はつまり私の世界の限界ということだ」という言葉を耳にしたことです。これは私が留学を通じて感じたことを表したような言葉で、私もアーヘンで生活していく中で、英語やドイツ語が上手く話せない事で何度も限界を感じました。その国で使われている言語が使えないとその分だけ、何かを行う際に選ぶことが出来る選択肢は減ってしまうのだということ、そしてやっぱり言語無しにしてはその国の文化や価値観を理解するのは難しいということを知りました。だからこそ私は自分の選べる選択肢を広げて、自分の世界を大きくするためにもっとしっかりと言語を学びたいと、この留学を通じて強く感じることが出来ました。

    留学生活はもうすぐ終わってしまいますが、この留学を通して得たことを無駄にしてしまわないように、日本に帰っても頑張っていきたいと思います。