Vol.5 2019年度派遣の留学生活報告(2回生・ 藤崎夏妃さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

大連外国語大学中国

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    経営学科 2回生

    藤崎 夏妃さん

    2019年9月より、大連外国語大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2019.9.26 報告

    中国での留学生活が始まりました。

    中国に来てもう3週間が経ちました。最初に来た時は周りに何があるのか、どうやって生活していくのかも分からなかったのですが、今はだいぶ生活に慣れてきました。

    大連外国語大学に来た最初の日は、説明をしてくれるような人もおらず、拙い中国語を使って周りの人達に聞き、入寮の手続きや携帯電話の契約などをしました。この大学では最初に案内をしてくれる人もおらず、また案内してもらう機会もないので、いろんな人に話しかけて、友達を作ったりして情報を自分で入手する必要があると思います。留学が始まって数日が経った頃に、大連外国語大学から現在立命館に交換留学生として来ている中国人の友達が2人、帰省に合わせて大連外国語大学に来てくれて、大学内やその周辺を案内してくれました。大学の中には食堂が3つあり、果物屋やスーパー、文房具屋、タピオカなどを取り扱っているお店などがたくさんあり、大学が1つの街のようになっています。大学の近くには「海鮮街」という大通りがあり、そこに飲食店が集まっていて、夜はたまに友達と海鮮街の火鍋や串焼きなどを食べに行っています。また、大学の近くにジムがあり、半年で4,000円しない程度の値段で利用できるので、たまにジムにも行っています。

    中国語の講義が始まる前にクラス分けテストを受けますが、いろんなクラスの授業を体験できる期間があるので、その期間に別のクラスの授業にも参加して、自分に合うクラスを決めることができます。様々な国からの留学生がいますが、特に韓国とロシアがとても多いです。私のクラスにはスーダンやパキスタン、ベラルーシなど、普段日本では交流する機会があまりない国の人たちがいて、お互いの国について知る事が出来るのでとても面白いです。中国人の友人は、寮の前にある公園や食堂などで話しかけられたり、そこから友人の輪が広がったりして自然とできました。私は中国語の読み書きよりも中国語をたくさん話したいので、中国人と勉強をしたりご飯を食べに行ったり、また一緒にスポーツをしたりして中国語を話す練習をしています。

    大連市内まではバスで1時間かかるのでまだあまり行けていませんが、生活にも慣れて来たのでこれからもっといろんな場所に行こうと考えています。

    もう半ばです

    2019.11.21 報告

    留学生活を半分過ぎて

    大連に来て3ヶ月が過ぎ、留学生活も残り2ヶ月となりました。11月中旬の大連は、水溜りが凍り、雪が降っている日もあるほど寒くなってきています。こちらでの生活も慣れたもので、毎日の食事やスーパーでの買い物、授業がない午後の過ごし方などもだいぶ落ち著いて、特に困ることも無くなりました。

    中国に来て1ヶ月経った頃に「国慶節」という10月7日までの1週間以上の休みがあり、そこで友達と哈爾濱(ハルピン)に行きました。哈爾濱はロシア寄りのとても寒い場所で、雪が降るといろんなイベントがあり、綺麗な景色が見られるのですが、10月はまだ雪は降っておらず、イベントも特にありませんでした。しかし、街中にロシア風の建物や飲食店があり、中国というよりロシアを観光している気持ちになります。哈爾濱の人の中国語は大連の人よりもはっきりとしていてとても聞き取りやすく、とてもゆっくりしている街だと感じました。哈爾濱と大連は同じ東北地方なのに、もちろん方言も違うし、人の気質も少し違うように感じるので、南の方に旅行に行けばもっと違いを感じるだろうなと思いました。中国には北京や上海以外にも広州や四川、西安など、さまざまな観光地があり、それぞれ特徴があって面白いのですが、日本にいると有名な観光地以外に旅行する機会はなかなかないと思います。留学中に中国国内の様々な都市を訪れるのは、場所によっての人の違いや、歴史的建造物なども多いのでそれを見て、勉強にもなるのでとてもお勧めです。

    国慶節が終わると特に連休はなく、留学がもうすぐ終わってしまうという思いから、毎日何かをしなければいけないという焦りが出てき始めました。日本語学科の中国人たちやクラスメイトなどに自分から連絡を取って、一緒に勉強したり出かけたり、ご飯を食べたり運動をしたりなど、積極的に動いて中国語を話す時間や交流の時間を増やすように心がけました。そのおかげでたくさんの人と仲良くなることができ、週末には誰かの部屋に集まって一緒に過ごすことも増えました。私は半年しか留学期間がないので、1日1日がとても大切です。なので、何事も自分から積極的に動いて話しかけたり誘ったりすることがとても重要に感じます。

    残り少ない留学生活ですが、後悔の残らないよう、しっかり勉強して、思い切り楽しみたいです。

    もうすぐ帰国

    2020.1.6 報告

    あっという間の半年間

    期末テストの勉強に追われたり友達と遊んだりして、気づいたら新年を迎えていました。12月31日まで授業があり、1日の休みを挟んで2日から授業が始まったため、新年の実感が全くありません。大連ではあまり雪が降ることはないそうですが、クリスマス前の授業中に窓の外を見たら吹雪になっており、授業後に外に出たら雪が積もっていて、今でもまだ解けきっていない状態です。大阪では、なかなか積もった雪を見る機会はないのでとても新鮮でした。

    留学の終わりを実感し始めるとともに、半年という短すぎる期間を選択したことを後悔し始めました。周りの留学生は一年以上留学する場合も多く、来学期の目標や予定を立て、長期休みに帰国せず、中国国内やヨーロッパを旅する人もいます。中国国内旅行は日本から行くより断然安く、南の方などは留学中でないと行く機会もないのでとても羨ましいです。ですが、この半年にも満たない期間を思い返してみると、様々な人と出会い、いろんな物を見て、いろんな考えに触れることができ、さらに来た当初よりも多くの単語をスムーズに使えるようになっていて、後悔することは一つもないです。

    もし今後また留学の機会があった時のために、そしてここで出来た友達と再会した時にお互い今よりももっと喋れるように、帰国したらもっと中国語を勉強しようと思います。残り期間、思い切り中国を堪能するつもりです。