Vol.5 2012年度派遣の留学生活報告(2回生・服部光宏さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

レディング大学イギリス

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    国際経営学科 英語コース 2回生

    服部 光宏さん

    2012年8月より、レディング大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2012.10.1 報告

    他国の留学生と仲良くなった1ヶ月

    僕のイギリス留学は特に何の問題もなく始まりました。最初の1ヶ月は英語学習のみの授業で、中国、台湾、UAE、サウジアラビアそして日本から来た留学生の11人で構成されたクラスでした。各国の訛りのある英語に慣れていなく、なかなか聞き取れないこともありましたが、1ヶ月たった今は随分と聞き取れるようになり、パーティーなどを通してお互いの国を知り、仲良くなることもできました。ここまでの授業は宿題も多くなく経営学の内容も始まっていないので学習面で苦労していることはあまりないです。イギリス人が話す英語は階級社会の名残なのか人によって大きな違いがあり、清掃のおじさんなどの会話は聞き取ることがかなり難しいです。その上、クイーンズイングリッシュを話す人の言っていることはわかるものの、とっさに返すことができなく、スムーズなコミュニケーションが取れなくてとても悔しい思いをしています。この悔しさをバネにして成長していきたいと思っています。9月中は大学が夏季休暇中だったためイギリス人の学生も少なく交流する機会も少なかったのですが、10月からは正規の授業も始まり、同時に部活もはじまるのでイギリス人とも交流できることに不安はあるものの、楽しみにしています。

    もう半ばです

    2013.1.25 報告

    折り返し地点

    僕のテストも終わり、冬休みも過ぎ、イギリス留学も折り返し地点を過ぎました。10月からは大学の学期が始まったので語学以外の授業、そして部活動も同時に始まりました。授業が始まった当初は日本との授業スタイルと求められることの違いに混乱しました。たとえば、日本の大学の授業は主に講義のみで構成されていますが、イギリスの大学の授業は講義だけでなく、少人数に分けられたセミナー形式のものや、少人数で体系的に学ぶプラクティカルを加えたものなどがあります。マネジメントのセミナー授業ではほとんどの生徒が積極的に発言し、当然私にも積極的な授業への参加が求められます。時には議論が熱くなりすぎて収拾がつかなくなることもありますが、そこから教科書以上のことが学べていると感じています。英語で言いたいことがうまく言えず悔しい思いをすることもまだまだ多いですが、その悔しさをバネに、時間がかかっても、うまくいえなくても伝えることをあきらめないようにしています。

    そして、私生活では、部活動にも参加しています。部活動には自分の同じ興味がある人が集まってくるということと、同じ活動をするということで友達ができやすいと思います。しかし、今一番仲の良い友人は部活動の仲間と行った学校のバーでたまたまあったイギリス人です。本当に何があるかは予測がつかないので、これからの人生も自分の選択肢を広くもっておくために新しいことに挑戦していきたいと思っています。
    ここまでの留学生活は楽しいことだけではなかった。というよりも自分の英語力の低さに起因する悔しさの方が多かったですが、本当に留学することができてよかったと感じています。

    この環境でいられるのもあと少しなので精一杯活かそうと思います。

    もうすぐ帰国

    2013.3.10 報告

    帰国1ヶ月前

    帰国まで3週間を切り、授業中に学期末試験に関わる話もだんだん増え、友人には帰国後の予定を聞かれたりと、この地を去るときが近づいているのを感じます。この学期は授業にも生活にも慣れ、前学期よりも時間が早く過ぎた気がします。相変わらず英語が母国語であったり、英語で教育を受けてきた学生に比べると深いところまですらすらと話したり、うまく文章化できないことはあります。しかし、ここまで過ごしてきて身を持って感じたことは、英語が話せればそれで全て良い訳ではないということです。このような話は繰り返し耳にしてきたことでしたが、マネジメントの講義やグループワークを通して、語学力はもちろん大切だけど、それ以上に考え抜くことや相手に耳を傾けること、そして物事に対する姿勢の大切さという当たり前のことを改めて痛感させられました。はじめは苦手意識を持っていたマネジメントも今では一番興味を持つ科目になりました。授業以外では、少人数ですが仲の良い友人たちと何をするでもなく共に過ごしていますが、なんでもない会話の狭間に考え方の違いや、常識の違い、それに起因する意見の違いがあります。それは、僕にとってとても驚かされることや感心させること、そして時には苛立たされることもありとても面白く貴重な経験ができていると自信をもっています。留学をより意味あるものとしてくれているのは、間違いなく彼らとの出会いです。

    正直なところ全ての面でまだまだ足りない、もっと滞在したいという気持ちが強いですが、イギリスでできることに精をつくし帰国に備えたいです。