Vol.3 2013年度派遣の留学生活報告(3回生・京藤瑛輝さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

ストラスブール大学フランス

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    経営学科 3回生

    京藤 瑛輝さん

    2013年9月より、ストラスブール大学 EMストラスブールビジネススクールでのプログラムに参加

    到着しました

    2013.9.20 報告

    フランスに来てから3週間

    ストラスブールで暮らし始めて3週間が経ちました。この街はフランスにおける大都市の一つでもあり、またドイツとの国境に面していることもあって、非常に美しくも独特な町並みです。私は日本でフランス語を学習していたわけではなかったので、言語の壁には苦しんでいますが、そういった困難な環境を求めていたこともあって前向きに捉えられています。また、フランスの文化に戸惑う部分もありますが、日本を外から考えるきっかけにもなって貴重な経験になります。

    授業の方も始まり、課題やプレゼンテーション等で忙しいですが、他国の学生のレベルに刺激を受けつつ頑張っているところです。フランス語の授業も、新しい知識を得ることが楽しく、学習した内容を普段の生活で応用できたときに成長を実感でき非常に充実しています。ただ、これまでの期間は環境に慣れようとして動いていた部分が多く、そういった意味では改善の余地があったのではないかとも考えています。日本に残るという選択肢を取らず、敢えてフランスに来た意味をもう一度思い出し、頑張っていこうと思います。

    もう半ばです

    2014.1.16 報告

    折り返し地点

    0からのスタートだった私のフランス語ですが、今では街に溢れるセンテンスを理解したり、自分の意図することを伝えられたりと、徐々に学習の成果が見えてきました。フランスに来たばかりの、毎日本当に苦労していた頃が懐かしく感じます。

    学校生活では、インフォメーションシステムとマネジメントに関するもの等、日本でも経験のないかなり専門的な授業があったりと難しい状況もありましたが、周りの人の助けをかりつつなんとかテストを乗り切り、早くも留学の期間が半分過ぎました。

    クリスマスの時期には街中が飾り付けられ、外を少し歩くだけで、本当に素晴らしい環境で暮らせているなと感じることができます。ヨーロッパで一番ともいわれるクリスマスマーケットに友人たちと出かけたり、バカンスには近隣諸国に旅行したりと留学生活を満喫しています。

    ただ、既に日本では就職活動が本格化しており、国内の学生との間に生まれる差が気になり始める時期でもあります。留学先での授業に加えて、就職活動も並行して取り組まなければならない段階になってきましたが、両者ともに素晴らしい結果を得られるよう、今取るべき行動をよく考えて残りの留学期間を過ごそうと思います。

    もうすぐ帰国

    2014.4.28 報告

    留学を通して

    留学を通して何を学んだか。今後何度も問われることになるであろうものですが、難しい質問です。それなりの体裁を整えて話すことはできますが、実際のところそこまで単純ではありません。今の自分の考えのうちどこからが留学で学んだものでどこからがそれとは違うものなのかの判断は容易につくものだとは思えないからです。それでも、そこに区別を求める声に応える責任があることも理解しているつもりなので以下に少しだけ記述してみます。

    私の留学先であったEM-Strasbourgはフランス国内でも評価の高いビジネススクールです。そこに世界中から集まる留学生は将来起業を志す者や既にハイキャリアを持つ者など優秀な学生が多数揃います。そういった環境の中ですから、普段の会話や講義中のディスカッション等でも自分の力不足を痛感することが多々あります。
    正直に言えばそれは辛い経験です。ですが、それこそが留学で得るべき環境でもあります。自分よりもレベルが一段も二段も高い環境。こんな場所に自分がいてもいいのだろうかという不安。このような違和感を覚えながらでも耐えてやっていくことでしか人は成長できないと感じます。真剣に、自分の思考力を駆使して論理的な意見を伝えようとすれば、あるとき必ず相手に影響を与える瞬間があります。その瞬間を大切にできるかどうかが違いになってきます。この感覚を確かめられた今回の留学は自分にとって特別な機会だったと思います。

    やや抽象的な記述になってしまいましたが、これから留学を考えている人にとって少しでも参考になれば嬉しいです。