Vol.3 2011年度派遣の留学生活報告(2回生・小川明日香さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

大連外国語大学中国

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    経営学科 2言語履修コース 2回生

    小川 明日香さん

    2011年9月より、大連外国語大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2011.9.25 報告

    すっかり慣れました!

    大連に到着してはやくも3週間ほどが過ぎました!毎日が本当に楽しいです。大連外国語学院の漢学院は留学生がほとんどで、中国留学にきているにも関わらず、中国人の友達を作るのがなかなか難しい環境にあります。中国人となかなか交流ができないことに、多少不安を感じていましたが、かえって紹介や、偶然にも友達になれた中国人など、1つ1つの出会いを大切にできている気がします。もちろん漢学院では、韓国人やロシア人だけでなく、イタリア人、スウェーデン人、フランス人、コロンビア人、アメリカ人、ウズベキスタン人、モンゴル人などなど世界各国の人々が中国語を学んでいて、中国語や英語のレベルも様々ですが、中国語や英語を使って一生懸命コミュニケーションをとっています。授業ではイタリア人やロシア人などと授業を受けていて、授業後には一緒に昼ご飯を食べ、午後からは一緒に勉強したりバレーボールをしたり、お互い中国語を高め合っていけるような仲間ができました。多国籍な環境である分、文化や価値観の違いからとまどうことや、気を付けなければならないと感じることも多々ありますが、毎日新しい出会いがあり新しい発見がり、本当に充実しています。

    何人かの中国人の友達と交流するうちに、いろいろな発見がありました。日本では「ありがとう」「すみません」「ごめんなさい」といった言葉は、本当に些細なことでも頻繁に使いますが、中国ではむしろ本当に仲のいい友達なら「ありがとう」はなかなか言わないし、「ごめんなさい」もほとんど聞きません。むしろ言い過ぎたら相手は逆に恐縮に感じ親しみを感じてもらえない、そんなに遠慮しないでほしいとなるようです。文化の違いってこんなに大きいものなのだとびっくりしました。まだたったの3週間ですが、これからがんばっていきたいです。

    もう半ばです

    2012.2.20 報告

    中国での留学生活 前半を終えて

    この半年間はとにかく目の前の事を精一杯取り組んできたように思います。ひとくくりに中国での留学生活と行っても、本当に人によって様々で、私は私なりの留学生活を送ってきました。

    まず大学では、中国人がいないので友達はみんな留学生です。その中でも特にイタリア人や韓国人の友達と仲良くなり、昼ご飯を一緒に食べたり、午後には一緒に買い物したり遊びに行ったりしました。また誕生日会やクリスマス、年末などにはパーティを開いたり、12月には発表会への参加を目指しダンスのショーに取り組んだりしました。日々の外国人留学生との交流は中国語の上達だけでなく、それぞれの異なった文化や習慣を発見し合い学習し合える機会ばかりです。

    何より自分らしい留学生活になったと言えるのが、大学外での生活です。趣味であるダンスを通じて、9月下旬にたまたま大連のダンススタジオの方々と知り合う機会があり、彼らが外向的なこともあって、それから毎日スタジオに遊びに行きました。初めはほとんど筆談でのコミュニケーションでしたが、自分一人以外みんな中国人という環境が、中国語の学習においても非常に効果的であり、今では会話もスムーズになりました。そこから学生から社会人まで様々な人たちと出会い、中国人たちの中で日々揉まれながら、彼らの文化や習慣、価値観、考え方、多くのことを学びました。彼らのおかげで、中国人の開業パーティや誕生日会、クリスマスパーティ、春節、3月には結婚式に参加する予定で、なかなかない経験をしています。特に春節には農村部のある友達の家や実家に招待され、まるで私も家族のように過ごさせてもらい、あまりの盛り上がりにとまどいつつも楽しかったです。また冬休み中は中国を旅したりと初めての挑戦もできました。

    留学生活は本当に自分次第ですが、外国人と深く関わることは決して楽しいだけではなく、辛いことや悔しいこと、うまくいかない事や反省する事もたくさんあります。だからこそ、ふと自身の成長を感じ、より積極的になれるのだと思います。後期はまた目標を明確にして、今まで以上に頑張ります。

    もうすぐ帰国

    2012.7.5 報告

    短かった1年留学

    昨年9月から始まった私の中国留学も、あっという間に今日卒業式を向かえました。本当に短く感じた約1年間の留学生活でしたが、とても充実した日々でした。
    まず簡単に私の大連について紹介したいと思います。前学期は選択授業がほとんどなく、午前中に授業が終わったため、授業終了後イタリア人や韓国人の友達とお昼ご飯を食べ、午後は外国人や中国人の友達と勉強したり遊びに行ったりしていました。ただ中国に留学しているにも関わらず、自分から積極的に行動しなければ、中国人との交流は本当に少ないため、毎日夜は大連に来てすぐ知り合った中国人たちのダンススタジオに行き、未熟な中国語にも関わらず、日本語を全く話せない中国人の友達たちと必死に交流しました。それはただ語学の勉強になるだけでなく、中国の文化や習慣、中国人の価値観や考え方など、日々多くのこと自分自身身を以て感じました。

    今学期は選択授業が多く、午後もほとんど授業がありました。前学期に引き続き、学校や放課後、週末などイタリア、メキシコ、ロシア、スリランカなどからの留学生とほとんど一緒にいました。時には中国人や韓国人、アメリカ人の友達も加わり、いつも大勢でにぎやかでした。また今学期は中国人学生の英語コーナーなどにも参加するようになり、英語専攻の中国人学生と相互学習をしたりしました。たくさんの異なった国から集まった私たちのグループは、いつもにぎやかな反面、文化や価値観の違いから言い争うことも少なくありませんでした。また時には「どうして日本人はすぐ謝るのか?」など、本当に様々な質問をされたり、私自身の意見をとことんまで聞かれたり、時には私の間違っているところや腹が立った事をはっきり言われました。そんな中で私が強く感じた事は、自分の意見や考えをはっきりと相手に伝える重要性です。日本人の感覚で、「空気を読んで、だまっておく」といった行為などは、世界では通用せず、はっきり言いあってこそのいい人間関係なのだと学びました。気を使わずはっきり自分にぶつかって来てくれるからこそのいい友達なのだと思います。そしてまた何ヶ国語も普通に使いこなす外国人の方々を見て、私も自分がいつの間にか勝手に決めていた限界に気付くことができました。

    まだまだ書ききれないことがたくさんありますが、自分がこの留学生活で感じたことや学んだことをもう一度、自分の中で整理し、そしてもちろん中国語の勉強はこれからも努力を続け、確実に自分のものにしていきたいなと思います。
    最後に、この留学に関わる立命館大学の先生方や経営学部事務室の方々、大連外国語学院の先生方、そしてこの留学にしぶしぶ賛成してくれた家族に心から感謝しています。