L23-2_BSA-Ⅱ・大連外国語大学 | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

大連外国語大学中国

                   

経営学科 3回生

2023年8月~2024年1月 大連外国語大学

2023.9.14 報告

持つべきものは友

いざ中国に入国してみると税関職員やお店の人の話す中国語を聞きとることは難しく、電子決済が使えないなど、到着してから三日間は不安ばかりでした。しかし、留学前のゼミで仲良くなることのできた大連外国語大学の留学生が紹介してくれた日本語学院の友人のおかげで、現在ではほぼすべての問題が解決しています。特に仲が良くなった友人には銀行口座の開設や、大連市内へ電車で行く方法等様々なことを教えてもらいました。そして、彼とは共通の趣味が多く、毎日一緒に食事をするほどに仲が良いため、その時間を利用して中国語の表現や中国の文化、若者の価値観など、多くのことを教えてもらいました。現地でできた友人は他にもいます。例えば、タイの人たちともかなり仲が良く、昼ご飯を一緒に食べたり、図書館に行ったりとあまり中国語を流ちょうに話せない状態でありながら、留学生らしい国際交流ができていると感じます。概していえることは、中国に来る前のイメージよりも現地の学生も留学生もお店の人も親切で、留学生の多くが驚くであろう強い言葉も、そう聞こえるだけで、大体は声が大きいだけ、冗談を言っただけということが多いです。
 しかし、以上のように文化になじみ、問題を解決し、今楽しい日々を送れているのは現地でできた外国の友人たちのおかげだと強く感じています。私のように初対面の他国の人にここまでよくしてくれる人に出会えたことは、運が良かっただけで、決して私の力ではありません。経営学と違い、言語、それも留学には気の置けない友人が学習においても生活においても重要だとひしひしと感じます。最後に、留学という踏み出す勇気を持ったなら、次に必要なのは受け入れる勇気だけだと思います。これからの生活でも文化を食わず嫌いせず、様々な価値観を受け入れ友人関係と自らの知見を深めていければと思います。

2023.11.7 報告

留学も半ばです

10日間の連休を利用して、同じ遼寧省の鞍山市と瀋陽市を訪れました。鞍山市では中国東北部の一般的な生活の文化などに直接触れることができたうえに、中国の友人のご家族にもよくしてもらい、充実した生活が送れたと感じています。例えば、家庭料理のお店にいくだけではなく、実際の家庭料理をいただいたり、外国人がほぼいない、観光地ではない町の人々の実際の生活を見ることができたりと、旅行ではできない、留学ならではの体験をすることができたように思います。瀋陽市では故宮に行き、中国の伝統的な文化を体験しつつ、現代の中国の都市部の街並みを見ることもできました。
普段の生活では、難しい内容の会話でなければ、コミュニケーションをとることができるようになったので、より多くの他の外国の留学生と交流し始めました。それによって、中国だけでなく、他の地域に対しても知識、興味が深まり、留学以前の自分よりも視野がさらに広くなったと感じています。例えば、ムスリムや東南アジア、南米、旧ソビエトの地域、そして中国の人々と交流することによって得られる視点は、私自身の日々のニュースに対する考えを徐々に変え始めており、ニュースをさらに興味深いものにしています。
中間試験も終わり、留学もあと二か月ほどですが、語学力はまだ不足していますし、自身の至らなさを痛感する場面は知識を得るほどに増えていきます。しかし、この経験ができる貴重さを実感しながら、あと半分も頑張っていければと思います。

2023.12.29 報告

留学ももうすぐ終わりです

留学前の留学生同士の交流会で話した光陰矢の如しという言葉の通り、今振り返ると一瞬に感じられる留学生活でした。留学に来たばかりのころ、不安を多く抱えて生活していましたが、友人に恵まれ、担当の先生に恵まれ、何とかやってくることができたと思います。最初の授業ではすべての内容が中国語で行われるため、ついていくことに必死でしたが、今ではその時期が懐かしく感じられます。留学生活も残すところあと二週間、テスト以外の内容も終了し、長いようで短かった中国生活の終わりに少しの寂しさとやり切った達成感を感じています。留学生活中に実感したことは、自身でも留学前から感じていた語学力の不足は言うまでもないですが、一番は中国の学生の予想を上回る勤勉さです。彼らの勤勉さを実際に体験して、自身の努力不足を痛感し、同じキャンパスで学習した経験は、留学生活中も、おそらく日本に帰国した後も自分自身の勉強のモチベーションになるものであり、これからの進路について参考になるものでもありました。この経験は日本では中々得られないものであり、なおかつ他の国に留学へ行っても、ここまで感じられることはまれではないかなと思います。本当に勉強になる四か月を過ごすことができました。大変だったことは多く、楽しいことばかりだったとは言えませんが、非常に価値のある時間だったと思います。