L23-3_BSA-Ⅱ・アーヘン応用科学大学 | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

アーヘン応用科学大学ドイツ

                   

国際経営学科 2回生

2023年9月~2024年2月 アーヘン応用科学大学

2023.9.10 報告

ミネラルウォーターは炭酸水!?

留学生活がスタートしてから、約一週間が経ちました。この時期のドイツは雨や曇りが多いみたいなのですが、到着してからずっと最高気温30度の晴れの日が続いています。ドイツの施設内にはエアコンが無く(もちろん寮も)、朝と夜は過ごしやすいですが日中はかなり暑いです。寮の近くには大きな芝生の公園や商店街があり、その雰囲気がとても好きです。それとなく、留学生活を楽しんでいますが、毎日文化の違いに驚いています。
ドイツの駅には改札が無く、アプリでチケットを購入し乗車中に乗務員さんが確認に来られます。列車は15分や30分遅れることもよくあるようで、アプリで自分のチケットを確認して「運行キャンセル」の文字を見たときはびっくりしました。そんな時は同じ行き先の違う列車に乗れるため、追加の手続きもなく目的地に辿り着くことができます。他にも副題にあるように「ミネラルウォーター」やフルーツジュースを購入したら炭酸入りだったり、日曜日は全てのお店が休業したりと、違いに対応するために毎日工夫しながら過ごしています。また、カフェではメニューが欲しい時も注文する時もお会計をする時も店員さんが気づいてくれるまで席でじっと待ちます。最初は違和感がありましたが、時間がゆっくりと流れている感じはここならではのいいところだなと思います。
明日からはドイツ語のインテンシブコースが始まります。他の留学生との顔合わせにもなるので、どんな出会いが待っているのか楽しみです。

2023.1.1 報告

家族との時間を大切にする、ドイツのクリスマス

半年間の留学も折り返し地点を過ぎ、本場ドイツのクリスマスも終わりを迎えました。このクリスマスシーズンを通して、ドイツに住む人々のクリスマスの大切さが文化や街の雰囲気から伝わってきました。まず、特に印象深かったのがアドベントキャンドルです。クリスマスまでの24日間、おやつを食べながらカウントダウンをするアドベントカレンダーは日本でもお馴染みですが、それに加えてドイツでは日曜日ごとに一本ずつろうそくの火を増やして、家族で集まってお祝いするというアドベント・クランツという伝統があります。私も週末には、友人家族のクリスマスソングを歌うパーティに参加させてもらったり、アーヘンのサッカースタジアムで開かれたクリスマスコンサートで1人ひとつずつキャンドルを灯しながら友人たちと歌ったり、クリスマスの日には友人のお家でRouladen(ドイツの伝統的なクリスマス料理)をご馳走になったり、一緒にクリスマスムービーを見たりと、一ヶ月を通してドイツでのクリスマスの過ごし方を体験しました。本物のモミの木に綺麗に装飾されたクリスマスツリー、たくさんの手作りクッキー、ろうそくの灯火だけで過ごす家族の団欒、寒い中でもグリューワインを片手にお喋りを楽しむ人々、そんな温かい雰囲気に包まれるドイツのクリスマスがとても好きになりました。
大学ではテストが近づいてきましたが、先日マーケティングの授業で中間プレゼンを行いました。この授業は産学協同のプロジェクト形式となっていて、グループで取り組んでいます。教授のアドバイスで最も興味深かったのが、ビジネス仕様のプレゼン方法です。私の留学先はFachhochschuleと言って応用科学大学に当たるため、より実用的なスキルを身につけることが求められています。ビジネスに正解は無く、理論的な完璧さもより多くの顧客満足が得られる選択で、いかに相手を納得させられるかの重要性を学びました。ドイツ語圏をターゲットにしたテーマで情報収集が大変ですが、他のメンバーから日々たくさんの刺激をもらっています。新しい発見を楽しみながら、最終プレゼンに向けて準備していきます。
新年は、ルームメイトを招待してお蕎麦や稲荷寿司、唐揚げを振る舞いました。ドイツではお寿司が人気なこともあってお箸を使える人も多いですが、そのルームメイトにとっては初めての日本食。みんな美味しいと言って食べてくれて、楽しい新年の始まりになりました。授業も終盤に差し掛かり、テスト期間が始まりますが、楽しみながらも全力でやり切りたいと思います。