BSA Ⅱ レディング大学イギリス
2回生
女性
2008年11月より、レディング大学でのプログラムに参加
2008.12.11 報告
留学がスタートしました
イギリスに到着してからちょうど1ヶ月が経ちました。やっと現地での生活に慣れて楽しい学校生活を送っています。レディング大学では社会学、マネジメント、統計学、インターナショナルイングリッシュ、アカデミックスキル、ファーザーイングリッシュの6科目を履修しています。語学の授業以外は自分の興味のある科目を履修できるために、私は社系の科目を3つ履修しました。1科目につき週2~4コマ授業があるために予習復習が多く大変です。1回の予習課題に平均4時間ほどかかります。こちらに来て実感したことは、もっと自分の国について知っておくべきだということです。そしてさらに大切なのは、その知識に自分なりの解釈を持っておくことだと思います。世界各国から集まった学友たちと会話やディスカッションをする際にはとくにこれの重要性を痛感させられます。激動する政情のなかで成長してきた、親が戦争経験者または自分自身が戦争経験者。そういった友人たち持つ価値観や考えを聞くたびに、もっと自国のきちんとした知識を持ち自分の意見を言えればと考えます。
週末の楽しみは学校主催の観光旅行に行くことです。レディングはとても立地が良いために、バスで1時間ほど走るといろんな観光名所に行くことができます。学校から出発する観光バスで偶然隣に座った学生と、バスのなかで仲良くなり、その日の観光を共にするのがとても楽しいです。とにかくレディング大学は本当に国際色豊かなためにたくさんの人と出会えます。そして授業の内外問わずにさまざまなことが学べる環境にあります。これからももっとたくさんの場所に出向いてできるかぎり多くのことを吸収したいと思っています。
2009.2.23 報告
授業の様子を紹介します
今回は私が履修している科目のひとつ、社会学の授業の紹介をします。現在、社会学の授業を履修している生徒は10人。とても小規模なクラスのため、グループワークやディスカッションをする際に全員が参加できる環境になっています。社会学の授業は1週間に4コマあります。先生が講義する授業が2コマ、グループを作って与えられたグループワークをこなす授業が1コマ、そしてディスカッションの授業が1コマという構成です。毎回授業のたびに、10ページ程度の予習リーディングが課せられます。授業中に課題リーディングの範囲について詳しい説明があるので、このリーディングを欠かしてしまうと授業についていけなくなります。グループワークでは、社会学の学説と実際社会で起きている現象を照らし合わせショートエッセイを作成することによって、日常生活で起きていることがどのように社会学の学説とつなげることができるかを学びます。ディスカッションの授業では先生が毎回お題を出し、それについて生徒が自由に発言するというスタイルをとります。11月にはロンドンへのフィールドリップがあり、ブリックレーンという街を訪れました。ところどころで先生が立ち止まってその場所の歴史や説明をしてくれたために、そこで紹介された知識ひとつひとつがとても印象に残っています。社会学を勉強したことによって、ふだん何気なくあたりまえだと思っていた事にたいする見方が変わりました。また、ただ差しのべられた情報を鵜呑みにしてしまう恐怖と自分のモノサシをもつことの大切さを改めて確認することができました。残りの留学生活も悔いの残らないよう、吸収できるものはすべて吸収して生活していきたいと思います。
2009.4.29 報告
留学終了しました
あっという間に2つの季節が過ぎ去り、イギリス春をむかえました。キャンパス内の桜や花々が咲き、いよいよ帰国の日が近づいています。生活や勉強のスタイルがちょうどしっかり確立したところだったので、もう帰国だと考える7ヶ月の留学は本当に短かったと感じます。現在は試験勉強に追われながら荷造りをしたり、来年度の立命での履修登録計画を立てたりしているため、半分イギリス半分日本にいるような感覚になります。今年はレディング大学の試験週間がかなり遅く設定されているために、試験が終わり次第即座に帰国しなければなりません。ここでできたたくさんの友人やお世話になった先生方にしっかり挨拶をする時間がないのがとても悔やまれます。ここで過ごした素晴らしい日々を決して忘れることのないように、最後の日までしっかり心に焼き付けて帰りたいとおもっています。