Vol.2 2008年度派遣の留学生活報告(2回生・男性) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

レディング大学イギリス

                   

2回生

男性

2008年10月より、レディング大学でのプログラムに参加

2008.10.09 報告

モチベーション

私は留学するのが初めてだったので、出発が近づくにつれて期待よりも不安の方が増していった。コミュニケーションはきちんと取れるのか、文化の違いに圧倒されたりしないか、もしトラブルが起こっても英語で対処できるのか、その他様々な不安があった。しかしいざイギリスにきて生活を始めると、コミュニケーションについては自分が本当に伝えようと努力すれば相手は自分の意図をくみ取ってくれるということが分かった。もちろん自分の感情や意図することを上手く英語で伝えることは難しいが、それがうまく出来たときの達成感というか喜びはこの上ないものだ。この感情はものすごく大きなモチベーションになるし、外国語でのコミュニケーションはこうやって上達していくのだと感じることができる。

イギリスに来てからの日々は毎日が新鮮で、とても充実した生活を送っている。1ヶ月がこれほど早く感じたことは今までなかったと思う。これから約半年間、今の新鮮さとモチベーションを忘れずに1日1日を大切に過ごしていきたいと思う。

2008.11.20 報告

イギリスの寮

私は今大学の寮に住んでいます。この寮はイギリス人の、日本で言うところの一回生が大半を占めていて、留学生はかなり少ないです。ほとんどの生徒が自分より年下な訳ですが、見た目や態度はとても年下とは思えません。圧倒されて肩身の狭い思いをしてきましたが、今は寮の中にも友達ができて充実した日々を過ごしています。周りがほとんどイギリス人なだけあって、この寮にいるとイギリスの文化を毎日体感できます。寮に住んだ経験はありませんが、ここには日本の寮にはないと思われるものがたくさんあります。どの寮に行ってもビリヤードとバーは確実にあります。でもイギリスでは何をするにもお金がかかってしまうので、寮でビリヤードをするのに100円くらいかかります。思うにイギリスの飲酒の文化は日本以上で、彼らは平日にも関わらず毎日酒を飲んでいます。そして金曜の夜と土曜の夜は確実にどこかに出かけます。一番驚いたのは新歓の期間で、一週間毎日パーティーか何かが企画されていました。日本とは違いこっちの女性はみんななんかしらパーティー用のドレスを持っています。ネイティブの話す英語を聞くのは今の私にはハードですが、早く彼らとスムーズな会話ができるようになり彼らの文化に今以上に溶け込みたいです。

2009年1月8日掲載
異文化への適応

8月に留学し始めて早くも4ヶ月、留学期間の半分が過ぎてしまった。この4ヶ月で感じたのは、自分が異文化に適応するステップを踏んでいるということ。初めの1ヶ月は何もかもが新鮮で、見たものや経験したことすべてに興奮し、まるで観光のような気分だった。しかし、それがある種当然のようになってくると次のステップとしてはその違いを認め、適応しなければならない。これが「新鮮」「驚き」で済まされる短期間の旅行とは違うところで、長期間滞在するには必要なことだ。その際難しいのは、イギリス内には多くの文化が共存しているということ。イギリスの文化だけではなくその他様々な文化への適応も必要になってくる。よくカルチャーショックというが、最も難しいのはそれに直面した時ではなく、このステップを踏む時だと思う。食事の問題、人との関わり方、礼儀など様々な違いに適応するのは容易なことではない。しかしこれは外国に長く滞在しているからこそできる貴重な体験だと思うし、グローバリゼーションだと叫ばれている現在の世界で生活するには身に付けるべき能力だと思う。この過程の中で自分の内面の変化も実感できるのが楽しくてたまらない。

2009.4.21 報告

留学も終わりです

本日期末テストが終わり、帰国が早くも3日後に迫っている。今タームは特に早く過ぎてしまった気がする。この半年を振り返ってみると「経験」という一言では言い表せないほど本当にいろいろなことがあった。その中でも、特に年末を利用したヨーロッパ旅行は各国の文化を肌で感じるいい機会だったと思う。各国たった2,3日の滞在でも、国の雰囲気や人々の特徴などを感じることができたし、同じヨーロッパでも細かな違いをいくつか発見することができた。ただ楽しかっただけの旅行で終わらずに良かったと思う。イギリスでの生活に加えてこのように各国を旅して思ったのは、自分はもっと日本を知る必要があるということ。日本のことを詳しく知っている人に会って話すたびにそう思ったし、加えて他の国のことを知れば知るほど自国のことを知りたいという気持ちが強くなった。帰国後は少しずつでも国内を回ってみたり疑問に思ったこと、分からないことは積極的に調べてみたりしようと思う。この留学をただのいい経験で終わらせず、その経験に加えて日本のことを見つめなおす本当にいいきっかけにしたい。