Vol.2 2010年度派遣の留学生活報告(2回生・女性) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

ストラスブール大学フランス

                   

2回生

女性

2010年8月より、ストラスブール大学でのプログラムに参加

2010.11.12 報告

ストラスブールでの生活スタート!

8月31日にストラスブールに到着してから早3週間が経とうとしています。日本は残暑で秋が来るのか来ないのか、という話がニュースでも出ているようですが、ストラスブールはもうすでに涼しく毎日秋晴れですっかり紅葉もして落ち葉がちらほら。とってもびっくりしたのが、朝晩と昼との温度差です。朝晩は少し厚手のジャケットとストールが必要なくらい寒いのですが、昼間は半袖でも過ごせてしまうので、毎日何を着ようか迷ってしまいます。
そして私が思っていたよりもストラスの街はとっても素敵です。バスで20分くらいの距離にドイツとの国境があるので、街全体もアルザス地方の影響を受けています。特に木組みのお家はとっても可愛らしいです。また、世界遺産に認定されているノートルダム聖堂は本当に大きくてストラスの街中から見ることができるそうです。実際、私が住んでいる寮の窓からはノートルダム聖堂が見えるので、眺めがよく、また夜はライトアップされるので昼間とは違う雰囲気が楽しめます。パリからはTGVで2時間半という少し離れた場所にあるストラスですが、そのアルザス独特の建築物やノートルダム聖堂を見に毎週末多くの旅行客が訪れ、ダウンタウンはとっても活気があります。
大学の授業は9月6日に始まったばかりで、全ての授業を受けたわけではないのであまりよく把握できていません。ただ1つ言えるのはストラスブール大学の授業システムは少し変わっていて毎週授業のスケジュールと教室が変わるので、毎日どの授業が何時にあってどの教室で開かれるのかを調べることから1日が始まります。
まだまだ学校のシステムには慣れませんが、なんとかやっています。色々な国の友達ができたので毎日とても楽しく学校に通っていますし、これからどんな9ヶ月間をストラスで過ごせるのかワクワクしています。

2011.3.15 報告

1セメスター終了

12月初旬、ストラスブールの街が一層ステキなものへと風変わりしました。ストラスブールは「クリスマスの首都」と言われるほど有名で、その伝統的なクリスマスマーケットを見にこの季節になると世界中から観光客が訪れます。町中がキラキラとしたイルミネーションで飾られ、ダウンタウンにあるクレベール広場には大きなモミの木がクリスマスツリーとして設置されています。寒波の影響で雪がたくさん積もり、-5度と大変寒いですが、真っ白な雪がクリスマスマーケットをより引き立てています。先日、お友達と一緒にクリスマスマーケットに行き、念願のホットワインとホットチョコレートに挑戦し、カテドラルのゴスペルコンサートを鑑賞しました。存分にストラスブールのクリスマスを楽しむことができました。
大学は12月10日に授業が終わり、留学も残すところあと5ヶ月ほどになりました。こちらの授業にはあまり苦労はしていませんが、フランス語が思ったように話せず初めの2ヶ月は大変な時期を過ごしました。それから自分で積極的に外出時はフランス語を話そうとする努力をし、フランス人のお友達にも日常会話の練習の付き合いをしてもらっています。2セメスターではフランス語が上達するように、また日本帰国時の仏検への挑戦ももちろん視野にいれ、より一層勉学に励みたいと思います。

2012.8.報告

ストラスブールとのお別れ

ストラスブールは昼間、気温が28度になることもあり初夏を感じられる毎日になりました。街の木々は新緑が見ごろで、お花もたくさん咲いています。オランジュリー公園やPaul Appellの寮の芝生でもピクニックをしたりする人が増え、冬とはまた違った魅力にストラスブールの良さを再実感しました。
思い返せば、ストラスブールに来た8月末はフランス語が全く分からず、お店ではあたふたしてしまい、不安な日々でしたが、今ではリスニングも少しは上達し、自分が言いたいことも少しずつ話せるようになってきました。大学の授業では、日本とは違いディスカッションが多く、戸惑うことが多かったのをよく覚えています。ただ、ヨーロッパの大学は本当に様々な国から来ている生徒が多いので、中東や今までよく知らなかったヨーロッパの小さな国のことを知る機会になり、文化交流の面でも多いに充実した8ヶ月を過ごすことができたと思います。つらいこともたくさんありましたが、それを共有してくれる友人がいたことをとてもうれしく思います。
日本に帰国した後にはまちがいなくストラスブールが恋しくなることでしょう。ストラスブールは本当にステキな街ですから。