Vol.2 2017年度派遣の留学生活報告(3回生・竹山奈津季さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

ストックホルム大学ビジネススクールスウェーデン

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    国際経営学科 3回生

    竹山 奈津季さん

    2017年8月より、ストックホルム大学ビジネススクールでのプログラムに参加

    到着しました

    2017.9.15 報告

    留学生活をスタートして

    留学生活が始まってあっという間に1ヶ月が経ちました。ストックホルムは留学をするのに最適な環境で、特に不自由することもなく暮らせています。

    北欧のベネチアと呼ばれるストックホルムは、首都でありながら、海と緑に囲まれていて、どことなく自然を感じることができ、街並みの美しさには心を奪われます。気候は、まだ9月だというのに日本の初冬くらいの寒さです。夜は時に冷え込み、コートが欲しいと思うことも多々あります。スウェーデン人は、暖かい日(20度以下)は本格的に冬が来る前に太陽を浴びようと、日光浴をしたりお店のテラス席で天気を楽しんだりしていて、街の中はゆったりとした時間が流れています。

    ストックホルム大学では、1セメスターを4つに分けたピリオド制が採用されており、1ピリオド(約1ヶ月間)に1つのコースを受けることになっています。現在私が受けている会計のクラスでは、レクチャー、ディスカッション、プレゼンテーションとレポートのグループワークなど授業スタイルが様々で、多くの自主学習や課題を求められます。内容もかなり専門的なので、苦戦しつつも、頑張っています。

    私が住んでいる寮は、世界各国からの学生が集まっていて、とても賑やかなところです。週末になると寮の友達と一緒にご飯を作ったり、BBQやパーティーをしたりと、楽しい時間を過ごしています。また、ストックホルムの中心地もバスや地下鉄ですぐに行くことができ、よく出かけに行っています。

    今後は、すぐ先に控えているピリオド末の試験に向けて準備を進めつつ、遊ぶときは思い切り遊んで、さらに充実した留学生活を送りたいです。

    もう半ばです

    2017.12.4 報告

    中間地点を経過して

    留学生活も折り返しを迎えました。こちらの生活にはすっかり慣れ、充実した日々を過ごしています。最近のストックホルムは、ライトアップや飾り付けがされ、すっかりクリスマス色になりました。先日から、クリスマスマーケットも開かれ、街は活気で溢れています。また、日の入り時刻は3時前となり、雪が降り始め、ついに北欧の冬がやってきたなと実感しています。

    学習面では、授業が基本的に1ヶ月ごとに変わるので、なかなか慣れませんが、少しずつ要領を掴んできたと思います。それでも、現在受講しているクラスは、レポートやプレゼンテーションなど課題が多く、図書館やカフェで多くの時間を費やす日もあります。また、セミナークラスの発表やディスカッションは内容がかなり濃く、付いていくのに必死です。しかし、ビジネスの授業を集中的に学べるので、とてもやりがいを感じています。これからは期末試験と最終レポートが控えているので、最後まで全力で取り組むつもりです。

    休日は、ハローウィンパーティーやスウェーデンスタイルのパーティーをしたり、夜中に同じ寮のフロアの友達と語りあったりと、楽しい時間を過ごしています。また、日本では行くことのなかった博物館や美術館にもよく訪れ、その度にヨーロッパの歴史や芸術を感じています。

    残りわずかの留学生活ですが、悔いの残らないように一日一日を大切に過ごしていきたいです。

    もうすぐ帰国

    2018.2.10 報告

    5ヶ月のスウェーデン留学を終えて

    スウェーデンで過ごした5ヶ月間は、何物にも代え難い貴重な経験の連続でした。特に帰国前の1ヶ月間はお別れシーズンで、友達から出会えてよかったと言われた時は、言葉にできない嬉しさと悲しさで胸がいっぱいになり、来て良かったと心から思えた瞬間でした。

    留学生活を通して得たものは、大きく2つあります。
    1つ目は、主体性です。当時の生活を振り返ってみると、初めは全く馴染みのない環境に飛び込まなくてはいけない状況が多々ありました。また学習面においても、慣れない授業形式から課題に追われたり、ディスカッション時の発言に抵抗を覚えたりすることもありました。それでも、何事も行動しないと始まらないという思いから、日々小さなチャレンジと向き合った結果、着実に困難を乗り越え、充実した留学生活を送ることができました。

    2つ目は、価値観や考え方が違う人々と接する中で物事を俯瞰的に捉えることができるようになったことです。留学先では、様々なバックグラウンドを持つ人々に出会うことができました。異なる文化や考えを共有した日々は、刺激的で、私の中の「当たり前」が次々と覆されていく感覚はとても新鮮でした。

    例えばよく、ある行動に対して「日本人らしい」と言いますが、スウェーデンを含めたヨーロッパ諸国は移民が多いため、「◯◯人らしい」という捉え方をあまりしません。日本人が持つ固定概念とは違う考えを持つ人々と関わることで、私自身の考え方にも大きな影響を与え、複眼思考を身につけることができました。

    この留学は私の将来の選択肢に幅をもたらしたと確信しています。スウェーデンの地で学んだことを、今後に繋げていきたいです。