Vol.4 2014年度派遣の留学生活報告(2回生・ 村井彩佳さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

大連外国語大学中国

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    経営学科 3回生

    村井 彩佳さん

    2014年9月より、大連外国語大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2014.9.10 報告

    留学生活が始まりました

    大連外国語大学に来て、2週間が経ちました。大連の空港に着いたときから、周りには韓国人やロシア人、イタリア人など様々な国の留学生がいました。最初はうまくコミュニケーションが取れないため、これからの生活に少し不安を覚えました。しかし、この留学は様々な国の人と触れあえる良い機会だと考えています。色々な手続きをする際にも、留学生同士でお互いに困っていることを助け合ったり手伝ったりします。その間に自然と仲が深まって友達になることもあります。ここでの生活は慣れないことばかりで分からないことや困ることも多いですが、そんな時は必ず誰かが私を助けてくれます。その度に人の温かさや優しさを感じますし、私を手助けしてくれる先生や友達、先輩に本当に感謝するばかりです。

    これからの残りの留学生活も人との出会いを大切にして、常に感謝の気持ちを忘れずに、できるだけ多くの人と関わっていくことが私の目標です。ここでの生活はまだ浅いですが、人との出会いやつながりは私にたくさんのことを教えてくれます。だから、これからもっと人と関わる機会を増やしてより充実した留学生活にしたいと考えています。そのためには語学力の向上も必要です。クラス分けの試験では、中級クラスの中でも上の方のクラスに入ることができたのですが、クラスメイトはみなこちらの大学で半年や1年勉強をしている先輩たちばかりで、私よりもはるかに話す力や聞く力が高いです。そのような環境の中で勉強をしていると、私も日々刺激されます。授業はすべて中国語で行われるため、授業についていくには毎日の予習や復習は欠かせません。中国語を学ぶにはすごく適した環境だと感じています。授業の中で学ぶ中国語、そして人と関わる中で学ぶ中国語、どちらも私にとっていい学びとなっています。この先も、よりたくさんのことを学んで帰れるよう、何事も自分から積極的に取り組んでいきたいです。

    もう半ばです

    2014.10.30 報告

    留学の中間地点

    私の留学生活は中間地点を迎えました。毎朝登校して授業を受けるという、日本にいるときと一見何も変わらないような生活を送っていますが、その日々の中にたくさんの気付きや学びがあります。その中の一つを紹介します。

    授業でのことです。私のクラスには韓国人やロシア人、欧米人など様々な国からの留学生がいます。彼らはいつも先生が出題する問題に対して、わかるところはすぐに挙手して答えます。さらに、わからないところも挙手して詳しく説明してほしいと先生に伝えます。常に彼らは授業の内容が理解できているかどうかを先生に対して積極的にアピールします。ですから、授業は先生と生徒の両方の声が飛び交う双方向のコミュニケーションによって成り立っています。

    日本では一方通行の授業が主流です。生徒は黙って先生の話を聞くことが正しいとされていて、質問があれば終わってから聞きに行きます。しかし、ここでは発言しアピールしなければ、授業に来ない生徒や授業中寝ている生徒と同じで、ただ取り残されていくだけです。私のクラスメイトたちは常に積極的ですし、アピールする力や行動力に長けています。私自身も彼らを見習い、少しずつ積極的な姿勢を見せることができるようになってきました。

    このように、違いをあらゆるところで発見し、良い部分は吸収したり、受け入れがたい部分は理解するようにしたりして、少しずつ自分自身の視野を広げていこうと考えています。やはり、今までに経験したことのない環境に身を置くことは自分にとって新たな発見や学びとなります。環境は人に大きな影響をもたらしますし、日本にないこの貴重な生活環境や学習環境を活かして、自分なりに成長できるよう残りの留学生活も頑張ります。

    もうすぐ帰国

    2015.1.7 報告

    留学生活を振り返って

    BSAⅡのプログラムを通して、過ごしてきた中国での留学生活がまもなく終了します。最初は授業で先生が話す中国語が全然聞き取れないような状況でした。そのような自分の語学力の低さに悔しい思いを何度もしました。授業の内容が完璧に聞き取れるようになりたいという一心で、毎日朝から宿舎のテレビでニュースを見たり天気予報を見たり、授業後は中国人の友達を作って一緒に勉強したりご飯を食べたりして、できるだけ中国語に触れる機会を自ら作るように心がけました。だんだんと授業の内容が明確に分るようになり、先生が板書せずに口頭で説明したことまで自分のノートにメモできるようになっていきました。少しずつですが、自分の語学力が伸びていることを実感することができて、毎日の授業もだんだんと楽しく感じるようになっていきました。

    授業以外でも、中国語の語彙力が伸びてくると外国人学生たちともたくさん会話できるようになっていき、友達が増えて、色んな所で挨拶を交わすようになりました。また、様々な国の学生たちとの交流は彼らの文化に触れる良い機会にもなりました。今までに耳にしたことはあっても、実際にその文化を目の当たりにすることができたのはこの留学生活での貴重な経験です。

    半年間の留学生活を通して最も強く思うのは、自らが実際に経験して感じるものを大切にすべきだということです。こちらの生活では自分の目で見るものや自分なりに感じるものがかなりたくさんあります。この留学生活を終えてからも自分にしかできない経験をたくさん積んで、自分の目で見たものや感じたものから、自分の考えをしっかり持ち、それを堂々と主張できるような人になりたいという目標ができました。このような目標を持つことができたのもこの留学のおかげです。この留学経験を活かして、更に成長できるようにこれからもがんばります。