Vol.5 2018年度派遣の留学生活報告(4回生・片山咲子さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

アーヘン応用科学大学ドイツ

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    国際経営学科 4回生

    片山 咲子さん

    2018年9月より、アーヘン応用科学大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2018.10.10 報告

    沢山の異文化に触れて

    留学生活を始めてから約1ヶ月が経ちました。日本はまだまだ暑いようですが、アーヘンはとても寒くて既に日本の冬用ダウンを着用しています。

    アーヘンは学生が多くグローバルな環境で、英語・ドイツ語の双方を学ぶには大変良いところです。また街自体はのんびりした空気が流れていて、とても安全な街だと感じています。

    つい最近まで、大学が本セメスターの前に提供してくれているドイツ語のインテンシブコースを受けていました。クラスメイトはイギリス・韓国・台湾・モロッコ・スペイン・ルーマニア・中国・フランス・アルジェリア・ポーランドなどヨーロッパからだけではなく色々な国から来ており、とても国際的です。

    授業ではお互いの文化や言語を教えあうなど、ドイツ語だけではなく沢山の異文化も学ぶことができていました。またプライベートにおいても様々な国から来ている留学生たちと一緒にいるため、お互いの国の料理を作り合ったり、政治や歴史について語り合ったりして、日々新しいカルチャーに触れることが出来ています。政治や歴史の話などはとてもナイーブなトピックなので、留学先で仲良くなったメンバーだからこそ話すことが出来、新しいことを学べていると実感しています。

    残りの留学生活は4ヶ月あまりですが、たくさんの異文化と触れて新たなことを学んで行きたいと思います。

    もう半ばです

    2019.1.6 報告

    ドイツのクリスマスマーケット

    留学期間が後残り半分程になりました。ドイツは11月の初め頃からクリスマス一色になっています。11月末からはクリスマスマーケットが始まり、私の住むアーヘンにも沢山の観光客が押し寄せています。アーヘン周辺には有名なクリスマスマーケットが沢山あり、学校の放課後などに友人と他の街のクリスマスマーケットをいくつか訪れました。またアーヘンからは、ドイツ国内だけではなくオランダやベルギーへも日帰りで行けるので、ドイツ以外のクリスマスマーケットも楽しめます。やはり近くの国であっても、地域ごとに特色があるのでとてもおもしろいなと感じました。

    そして、クリスマスマーケットと言えば「グリューワイン」です!グリューワインとは、甘いワインを温めた飲みものです。ドイツ人はクリスマスマーケットに行くと皆と言っていいほど、グリューワインを沢山飲んでいます(ドイツ人はこれでもかと言う程なにかしらのアルコールを常に飲んでいます)。ダウンを着ていてもとても寒くて凍えそうなのですが、グリューワインを飲むと不思議と寒さを忘れてしまいます。また、クリスマスマーケット毎に素敵なマグカップに入れて、グリューワインを提供してくれます。お友達には、マグカップを集める為に各地のクリスマスマーケットを巡っている子もいます。

    私のオススメのクリスマスマーケットは、ケルンです。ケルンには5つのクリスマスマーケットがあり、比較的近場にあるので全てに行くことができます。ケルン大聖堂の近くにあるクリスマスマーケットにはとても大きなクリスマスツリーがあり、すごく素敵です。ドイツの冬はとても寒いですが、クリスマスマーケットがあれば楽しめます。残りの留学生活も色々なところに行って、ドイツやヨーロッパの文化にたくさん触れたいと思います。

    もうすぐ帰国

    2019.1.29 報告

    ハラルフード

    留学生活も残り3週間ほどになりました。私のいるアーヘンは先週から氷点下の気温が続き、雪も積もり始め、いよいよ本格的な冬が始まりました。振り返れば、留学生活は約5ヶ月間というとても短い期間で、あっという間に過ぎてしまいましたが、私にとっては様々な事を学び、体験し、学生生活で1番濃密な時間でした。学生最後の素敵な思い出になりました。アーヘンを留学先として選択した事をとても良かったと思います。

    特になにもない町ですが、様々な国籍の学生がいて、国境付近という事もあり日帰りでドイツ以外の国も行けるため、留学中は私が学びたかった「異文化」について沢山学ぶことができました。最近は、イスラム教の「ハラルフード」について友人から学んでいます。一番印象的だったのは「お肉」と「調理酒」です。イスラム教の人は、豚肉はもちろんですが、他のお肉の殺生法も決められており「ハラル(=イスラム教で禁忌とされない事)」のお肉以外は口にすることが出来ません。また、イスラム教では「飲酒」も禁止されています。調理酒が使用される料理は、お酒が蒸発していたとしても、調理酒は「お酒」なので食べられません。仲の良い友人グループから日本食をリクエストされてよく作るのですが、全て「ハラル」であることが必須なので、原材料がすべて「ハラル」なのかどうかとても気を使います。1番驚いたのは「ハラル醤油」の存在です。今まで醤油にお酒が使用されているのは知りませんでした(原材料にも表示されていない)。しかし、醤油を発酵する段階で微量の酒が使用されているそうです。

    他文化を学ぶ事によって、改めて自分の文化についても学ぶ事が多々ありました。また食文化以外にもモスク(=イスラム教の教会)に連れて行ってもらいお祈りの方法を教わったり、イスラム教のお祭りを教えてもらったりもしています。日本にいるとイスラム教の文化に触れる機会があまりなかったため毎日新しい事を友人から学んでいます。残りの3週間も新しい文化に触れ、できる限りの事を吸収し、帰国したいです。