Vol.15 2018年度派遣の留学生活報告(3回生・小村愛美さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

レディング大学イギリス

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    国際経営学科 3回生

    小村 愛美さん

    2018年9月より、レディング大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2018.10.13 報告

    すべてが新鮮で刺激的な日々

    経営学部国際経営学科3回生の小村愛美です。渡英してから約3週間になりますが、感覚としてはすでに1ヶ月以上経った気がします。毎日新しいことの連続で、体力に自信のある私でもなかなか体が追いつかない日々です。でもそのくらい充実した時間を過ごせているのだと思います。

    私は留学自体が初めてだったため、留学経験のある友人に渡航前片っ端からアドバイスをもらい用意周到で来たつもりでしたが、自分自身の準備が全く出来ていなかったことに気づかされました。最初に到着したのは寮。フラットメイトは私を含めて6人なのですが、そのうち4人はイギリス人の女の子たち。レディング大学はアジア人の留学生もかなり多く、特に中国人は群を抜いて多いのですが、やはり中国人同士で行動することも多く、留学生の友達も寮内で中国語が飛び交うこともしばしば・・・と聞いていたので、「やった!イギリス英語を勉強できるいいチャンス!」と思ったのも束の間、イギリス英語はとにかく話すスピードが早いことや、方言のあるイギリス人も多く、本当に何を話しているのかわからないという、根本的な問題にぶつかりました。イギリス英語とアメリカ英語は違うというのはよく言われていることだと思います。もちろん私も知っていたのですが、まさかここまでわからないとは思わず……。渡航前イギリス英語にもっと触れていれば良かったと後悔しました。やはり準備は大切です。学校が始まってからは同じプログラムの留学生たちと仲良くなり、そこでの会話は成立したので今後の私の課題はスムーズな会話とイギリス英語だなと実感しました。

    学校生活では、毎日様々な国の人(マレーシア、フランス、イタリア、シンガポール、ウクライナ、アルゼンチン、台湾など)とともに過ごしています。今まで知らなかったことや文化の違いに触れながら日々刺激的な日々を素晴らしい友人たちに恵まれながら過ごしています。先日は”AWAYDAY”といってプログラムの人たち全員と自然の中でゲームをしたりして交流を深めるイベントが開催され、そこでもまた国際交流をすることができました。

    授業は今週から本格的に始まりましたが、聞き取ることだけで精一杯でノートを取るところまで追いつかない場合もあります。友人たちが助けてくれているのでなんとかなっていますが、自力で授業に追いつけるようになること、また積極的に発言して授業に参加していくことを目標に、日々頑張っていこうと思います。

    もう半ばです

    2018.12.19 報告

    遠慮せずにどんなことも楽しむ!

    9月から12月中旬まであった1学期もあっという間に終わり、今は1ヶ月間の冬休みに入っています。この約3ヶ月間を振り返ると時の流れは早いなあ…のひとことです。

    授業面では、ネイティブレベルに話せる人と対等にディスカッションできるようになるのが今の私の課題だと思います。それぞれの国の発音の違いやスピードになかなかついていけず、相手が何を伝えたいのかがわからないと返すこともできないので、今後対等にディスカッションできるように英語力をあげていきたいと思います。また授業中には、困ったことがあった場合の友人など、日々周りに助けられていると感じています。そして最近は、留学当初まったく慣れなかった日常会話も少しずつ円滑に話せるようになったと思います。毎日ともに過ごしているフランス人の子に「最近前より表現も増えたし、語彙も増えたね」と言ってもらうことができました。彼女は4カ国語を流暢に話すことができるので、私も負けないように頑張ろうと思います。

    私生活では、ソサエティと呼ばれる日本で言うサークルに入って留学生や現地の人たちと交流を深めたり、様々な国の人と一緒に過ごすことに日々楽しみを感じ、またいい刺激をたくさんもらっています。時には一緒にロンドンに行ったり、晩ご飯をつくって食べたりと語学力向上と同時にイギリスで出会ったたくさんの人と過ごせることに喜びを感じる反面、もっと表現力豊かな英語力をつけたいなと思っています。またよく思うのは、遠慮することはだめだなということです。例えば、外国人の子はよく「あそこへ行こう!」とか「これしよう!」とかフレンドリーに言ってくれる子もたくさんいます。これに対してなるべく「イエス!」で返すことが友達を作るひとつのコミュニケーションになると思います。最初の頃、言語の壁を感じて誘いを断ることもしばしばあったのですが、せっかくイギリスにいていろんな人と交流するチャンスがあるのにそれを逃すのは違うなと思い、自分の行動を見直しました。結果的に、新しいつながりもたくさんでき、留学生活がいい方向に向かっていると思います。

    実は今現在、冬休みの旅行でヨーロッパを横断しています。クリスマスマーケットをメインに各地をまわるので、ヨーロッパ諸国の文化に触れながらいい出会いがあることを祈って楽しい旅にしたいなと思っています。

    もうすぐ帰国

    2019.3.22 報告

    世界を知る勇気

    半年間のイギリス留学生活も、あっという間に終わりが見えてきました。留学当初の不安はどこへやら、ここでたくさんの人と出会い、様々な文化、バックグラウンドを持つ人たちと過ごし、夢だったヨーロッパ周遊もし、本当に充実した留学生活を過ごすことができたと思います。正直なところ、この留学生活で日本に帰りたいと思ったことは一度も無く、日々新しいことの連続で刺激的で、もっとここに残ってもっと知らない世界に触れたいと思っているのが現状です。留学前に「自分の視野を広めたい。いろんな文化の人と交流し、自分自身の価値観を変えたい。」との考えを持ってここに来た私にとって、イギリスでの半年間はまさに自分の予想通り、もしくは予想以上に多くのことを学ぶことができ、留学していなければ感じることのできなかった世界観に触れることができました。

    こうした経験ができたのは、イギリスでできた素晴らしい友人たちのおかげであると断言できます。私が普段学校生活をともにしてきた友人は、ほぼ全員が違う国の出身でそれぞれが異なる文化を持ち、実際に会って話さなければわからなかったようなこともたくさん知ることができました。それと同時に、私はなんてちっぽけな人間なんだろうと気づかされ、もっと世界を見ることができる人になりたいと思えるようになりました。また彼らの優しさにいつも助けられていました。私が英語でなかなか自分の思う表現ができないときも、いつも友人は私の話に耳を傾けてくれ、また様々な話もしてくれました。そのおかげで英語力も時間が経つにつれ、確実なものになったと思います。彼らは私にとって一生の友人であり、私の留学生活を素晴らしいものにしてくれたかけがえのない存在です。

    もし今留学に行くかどうかを迷っている人がいれば、私は「行くべき!」と背中を押したいです。もちろんすべてがうまく行くとは限りません。言語の壁を感じることもたくさんあれば、疎外感を感じることもあるかもしれません。でもそうした経験もひっくるめて「留学」とは人を成長させてくれるひとつの手段でもあると思います。

    最後の2週間にはなりましたが、吸収できることはすべて吸収し、悔いの無いよう日々大事に過ごしていきたいです。