Vol.2 2017年度派遣の留学生活報告(4回生・板津早紀さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

アーヘン応用科学大学ドイツ

  •                    

    国際経営学科 4回生

    板津 早紀さん

    2017年9月より、アーヘン応用科学大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2017.9.18 報告

    大学生活二度目の留学生活が始まりました!

    ドイツで生活を始めてから、3週間が経ちました。今回留学生活を送っているアーヘンはドイツ・オランダ・ベルギーの国境付近にあり、特にオランダまではバスを使えば10分程度で行くことが出来ます。日曜日にドイツの店が閉まっていても、オランダに行けば店が開いているので、基本的に普段の買い物には不便のない中で生活しています。

    また、アーヘン応用科学大学では、留学生に対して大学公認のバディがつくので、住民登録や銀行口座を開く際には手助けしてもらっています。人によって、面倒見の良さは異なるようですが、私のバディは到着前から連絡を取ってくれていたので、現地に到着してから一人で全て手続きなどを行う不安は感じませんでした。

    アーヘンでは現地の人の多くが英語を話すことができ、コミュニケーションに困ることはほとんどありませんが、ドイツ語が読めないと苦労することも多々あり、常に翻訳アプリや友人に頼りながら生活しているのが現状です。帰国するまでに少しでもドイツ語の能力を伸ばせるようにしていきたいと考えています。

    本セメスターが始まるのが10月16日と遅く、授業の様子や学生の課外活動の様子など、まだ知らないことも多いですが、授業が始まるまでの、時間に余裕がある今のうちに、今回の留学の目的に立ち返り、目標をもって留学生活を送れるよう過ごしていきたいと考えています。

    もう半ばです

    2018.1.12 報告

    留学生活後半にさしかかりました。

    留学生活が始まってから早くも4ヶ月が過ぎ、中間地点を過ぎてしまいました。授業の中でも、成績評価につながる重要度の高いプレゼンテーションの発表を行うなど、セメスターの後半にさしかかっていることを実感するような内容になってきました。

    アーヘンに来てからの4ヶ月間という短期間で、もちろん楽しいこともたくさんありましたが、同時に、今まで経験したことのない悔しさも体験しました。それは滞在証明に関わることだったので、今まで感じたことのない不安感にも煽られていたことを覚えています。一回目の滞在証明登録の面談では、提出資料が不足しており、滞在証明が出来ませんでした。その後すぐに不足していた資料を揃えることができたので、再度、予約を試みましたが、担当者となかなか電話が繋がらず、仕方がないので市役所に直接予約をしに行ったところ、面談の予約は電話でないと無理だと言われ、やっと電話がつながった時には、次の予約は1月と言われてしまいました。日本のパスポート保持者は3ヶ月ビザなしでドイツに滞在できるのですが、私は9月にドイツに入国したので1月ではすでに4ヶ月を過ぎてしまっています。仮証明書を発行してほしいと言っても、無理だと言われてしまい、イギリスに行き、友人とクリスマスや年越しを過ごす予定が全て崩され、ドイツ国内で一人で過ごすことを余儀なくされました。他の留学生は問題なく滞在証明の登録を終えることが出来ているので、一概にアーヘンの役所の職員が仕事をしないとは思いませんが、担当者によって対応が大きく異なります。どの担当者にあたるかの選択・変更はできないので、本当に運次第なのだと思います。自分の運の無さにがっかりしました。残りの留学生活の中では、学生生活最後の留学生活でやり残すことのないよう、上記のような焦燥感にあおられないよう、楽しみつつも、慎重に生活を送っていきたいと思います。

    もうすぐ帰国

    2018.3.12 報告

    帰国の日が近づいてきました

    帰国まで2週間になりました。
    最近はテスト週間が始まり、テスト勉強やレポートの作成に追われる日々を送っています。今回のアーヘンでの生活は私にとって2回目となる留学生活でしたが、前回の留学とはまた違った経験ができたと考えています。

    私にとって、ただの「外国人」として、留学で現地生活を送ることは割と簡単にできてしまいます。生活をする上で、現地の人や世界各国からの留学生と交流し、交友関係や信頼関係を築くためには、やはり、相手の文化的価値観をしっかりと捉えることが必要だと、実体験と講義の中の理論の双方から学び、自分の中に落とし込むことが出来たのは大きな収穫だと考えています。そして、留学生活において自分の中に存在するうやむやな感覚は、異なる文化を受け入れようとする気持ちと日本で育まれた価値観との葛藤だったのだと2回目の留学にして初めて気がつきました。

    この留学生活の中で、多様な価値観や考え方に触れる中で、さらに深いレベルの自己分析ができたことは、この4月から新社会人として直面する新しい環境の中で活かすことができると考えています。大学生活で最後となる留学の残りわずかな時間を大切に悔いなく過ごしていきたいと思います。