Vol.9 2017年度派遣の留学生活報告(2回生・上續彩乃さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

ブレーメン州立経済工科大学ドイツ

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    国際経営学科 2回生

    上續 彩乃さん

    2017年9月より、ブレーメン州立経済工科大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2017.10.16 報告

    ブレーメンでの生活が始まりました

    ドイツに到着して3週間が経ちました。先週から本格的に授業が始まり、やっと留学生活らしくなってきたところです。私はシェアハウスで生活しており、メンバーは韓国、メキシコ、ポーランド、アフリカ、ドイツといったように、本当に国際色豊かです。平日は授業が夜まであるので彼らと会えない日もありますが、休日には一緒に出かけたり、時には友人を招いてパーティーを開いたり。とても恵まれた環境で暮らしています。

    また、私の通っている大学は留学生を積極的に受け入れているので、学校側のサポートも充実しており、安心して留学生活を送ることができています。こちらの大学では日本語の授業が開講されており、日本人留学生が授業のお手伝いをするほか、タンデムという時間でドイツ人学生とお互いの言語を教え合う機会もあり、ドイツ語と経営学の両方を学びたい学生にはぴったりの環境です。

    ドイツに限らずヨーロッパへ行くとなると、「テロが心配」といった悪いイメージがあるかもしれませんが、この3週間でそのような心配をしたことはまだありません。私の家の周りでも、中心街へショッピングに行っても、大学内でも、移民の方はもちろんよく見かけますし、デモに遭遇したこともあります。しかし、日本で取り上げられているように悪いことばかりが起こっているわけではありません。様々な背景を持つ人々が共に生活し、イベントを楽しんでいます。もちろん日本で生活しているときとは違い、身の回りに関して気をつけなければいけないこともありますが、メディアから得た情報だけを鵜呑みにしてはいけないということを、より実感しています。

    ブレーメンでは数日前よりフライマルクトが始まりました。ソーセージやビールなどの食事を楽しめるほか、ジェットコースターや観覧車なども設置され、毎日たくさんの人で賑わっています。これからもクリスマスマーケットなど、ドイツの文化を感じられるイベントが多く開催されるので、とても楽しみです。

    勉強はもちろん、それ以外でも多くのことを経験し、これからの留学生活を充実させていきたいと思います。

    もう半ばです

    2018.3.8 報告

    折り返し地点です

    ブレーメンへ来て早くも5ヶ月以上経過しました。ハロウィン、クリスマスなど多くのイベントがあり、学校生活以外でも大変充実したセメスターでした。特にクリスマスマーケットが始まったときは、街がキラキラと輝いているのを見て、とても感動したことを覚えています。ブレーメンのクリスマスマーケットは中世ヨーロッパがモデルとなっていて、メインとなる通りでは、海賊の衣装を身につけた人々や海賊船なども見ることができます。クリスマスマーケットは街によって雰囲気が全然違うので、他の街へ行ってみるのもおすすめです。

    前期のセメスターでは、ビジネスの授業は午前中、語学の授業は夜に設定されていましたので、基本的に毎日朝から晩まで大学にいました。授業時間は、2時間のものや5時間のものなど、授業によって異なります。ビジネスの授業に関しては、留学生向けの授業以外に、現地の学生向けのものを履修することも可能です。初めは、ドイツ人の学生ばかりのクラスにアジア人が自分1人だけという状況に不安を感じることもありましたが、学生たちは皆とても親切なので、問題はありません。その他にも、語学の授業を通して人脈が広がっていきました。私が履修していた英語のプレゼンテーションの授業には大学院生も参加しており、それぞれの専攻も様々。少人数のアットホームな雰囲気のクラスで、毎週楽しみにしていたほどです。大学院生と同じ授業を受ける機会は日本ではありませんので、私にとってとても貴重な経験となりました。

    ブレーメンで普段生活をしていて感じることは、誰もが「学生は勉強優先」という考えを持っているということです。勉強のためにアルバイトを辞めるというケースも少なくありません。もちろん、アルバイトをしながら大学に通っている学生もいますが、私たちの考えるものと比べると、はるかに少ないのではないでしょうか。友人たちの勉強に熱心に取り組む姿を見ていると、私も頑張らなければ、といつも感じさせられます。

    休暇ももうすぐ終了し、3月からはついに後期セメスターが始まります。2月は帰国する友人たちを見送りに空港へ通っていましたが、夏には自分が逆の立場になります。辛いという感情を抱く暇も無いほど留学生活は楽しいことで溢れていますので、時間が経つのは本当に一瞬です。残された時間を大切に、より楽しい留学生活にしていきたいと思います。

    もうすぐ帰国

    2018.8.2 報告

    あっという間の10ヶ月

    ブレーメンでの留学生活が終了しました。留学している間、友人たちからよく「日本が恋しくならない?」と質問されることがあったのですが、そのように感じたことは一度もなく、むしろ留学期間を延長したい、まだまだ日本に帰りたくないと思っていました。この10ヶ月間は一日一日が本当に濃く、一瞬で過ぎていってしまったように思います。

    後期セメスターに入ってからも、前期と同じように忙しい日々を過ごしていたのですが、後期からは気分転換の時間をとることを前期よりも大切にしていました。冬が終わって日が長くなり、天気が良い日も多かったので、空き時間があれば友人と散歩に出かけ、また、授業後にはフラットメイトと料理をするなど、毎日必ずリラックスできる時間をつくるようにしていました。ブレーメンの街を歩いていると、昼からテラスでビールを飲む人や、芝生の上で日光浴をする人があちこちで見られるので、そんな彼らのゆったりとした生活スタイルから自然と影響を受けていたのかもしれません。

    この留学生活を通して、世界各国の人々との出会いがあり、様々な文化に触れることができました。そのような環境で生活できるというのは、留学ならではだと思います。この留学生活を通して、成長できた点、さらに努力が必要だと感じる点、どちらもありますが、この両方ともが私にとって大きな収穫でしたし、BSAⅣに参加できて良かったと心から思っています。本当に充実した留学生活を送ることができました。この10ヶ月で経験したことをバネに、これからも成長していきたいです。