Vol.8 2018年度派遣の留学生活報告(2回生・成泰完(SEONG Taewan)さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

大連外国語大学中国

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    経営学科 2回生

    成 泰完(SEONG Taewan)さん

    2018年9月より、オークランド工科大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2018.9.25 報告

    大連外国語大学での2週間の生活

    留学を始めてからの2週間を振り返ってみると、あっという間に時間が過ぎたように思います。初日に大連外国語大学に到着したとき、何をすればいいのか分からず一人でいろんな人に情報を聞きに回りました。寮の手続きや銀行口座の開設、Wi-Fiと携帯電話の契約、受講登録などを、友人と協力しながら拙い中国語と身振り手振りで無事完了させることが出来ました。その諸手続きを終わらせた後、私は大連のいろんな所をほぼ毎日のように行き来しました。ちなみに大連外国語大学は市内から1時間ほど離れた場所にあるのでショッピングや観光をするためにはバスに1時間位乗る必要があります。まだ大連の全部を知っているわけではないですが、大連を一言で言うと「10年後が楽しみな都市」です。大連では各所で遊園地、高いビルなどの工事が行われています。星海広場では多くの高層ビルが建てられていましたが、ゴーストタウンのような感じで建物のみで人がいないという所もありました。

    学校の授業システムとしては、授業を開始する前にクラス分けテストを行い、レベル別に授業を受けることが出来ます。自分のレベルとクラスが合わないと思った場合、他のクラスを体験しクラスを変更できる期間が3日間あります。また10段階レベルのクラスがあるので中国語は体系的に授業が受けられると思います。中国語を学ぶには適していますが、言語以外の教養科目などは選択肢が少ないと思います。言語力を伸ばしたいと思う人にお勧めの大学です。

    2週間を過ごしてみて、中国語であまり話していないことに気付きました。私は韓国語と日本語を話すことができるので、日本人のルームメイトともクラスの友達とも日本語や韓国語で会話をしてしまい、中国語を強制的に使う場面が少ないことに危機感を感じています。今後は中国人友達との交流を増やし、中国語の語学力を向上させたいと思います。

    もう半ばです

    2019.1.2 報告

    中国での経験その後

    4ヶ月余りの中国留学前半を振り返ってみると、私にとっては休憩の時期でもあって、自分の可能性を確かめることが出来た時期でもありました。

    中国に来て間もなかったときは、まだ中国語で話すのに慣れていなかったことや、自分の中国語に自信がなかったことから、中国人の前で話すのを恥ずかしく感じていました。それに中国の食べ物も口に合わなくて1年コースを選んだのを凄く後悔していました。そのことを父親に「自分が行くと決めたことだけど1年コースを選んだのを本当に後悔している」と電話で話したら、父親は「今さら半年に変更したくてもできないし、せっかく行ったからには結果を出すべきではないか。1年間留学して簡単な中国語すら話せないんじゃ観光しに行ったのと変わらないのではないか。」と言われ、私はその通りだと思いました。その電話の後からは、中国での生活を何とか有意義に送るため、まず中国語で中国人とコミュニケーションが取れるだけの中国語の実力を持たなければならないと思いました。毎週行われる日本語コーナーで中国人と交流をし、友達を作り、毎日放課後に主に中国語の会話の練習をして過ごしました。また中国語のドラマの一話を1ヶ月間繰り返して見て、シャドーイングしながら中国語の文法とイントネーションを身に付ける努力をしました。その結果、今は中国人と何とか英語と日本語を使わずに会話ができるぐらいにはなりました。今までの中国語の成長速度を考えると、残された半年で中国人と会話することに問題がないぐらい成長することが可能になると思います。

    私はこの半年で日本語を学んでいた時を思い出しました。日本語の実力が成長するにつれ感じた知る喜びを、中国語を学習することで再び感じることができました。残りの半年間では広告と翻訳系のインターンシップと中国語で経営関連の科目を受講することを目標としています。初めの半年を中国語学習に専念してきたことをふまえ、これからの半年はその中国語を活用してさらに高いレベルの経験をしていきたいと思います。

    もうすぐ帰国

    2019.7.16 報告

    新しい目標だった中国留学

    私にとって中国留学は新しい目標でした。日本の大学に合格した後、一時期大きな目標をなし遂げた後の虚しさを感じていました。一回生の夏休みの時、私は中国人の友達の誘いで上海に旅行することになりました。その時に感じた上海の先端の技術、中国の文化に惹かれ中国をもっと知りたいという気持ちを持つようになりました。一回生の秋学期が始まって、BSAという留学制度があることを知り、中国留学に関して考えるようになりました。しかし、もうすでに日本で留学をしている立場として、また留学をすることに対して、悩んだりしました。なぜかわからないですが当時、中国に留学行かないと後悔するような気がして行く決心をしました。

    そうして始まった中国留学ですが、最初はかなり辛かったです。私は韓国語も話せるし、日本語、英語もある程度話せたので、中国語を使う機会があまりなく、中国人の友達ができても日本語や韓国語が話せる友達ばかりで、始めの半年ぐらいは中国語の会話力が全く伸びていない状態でした。次の学期からインターンシップが始まり、日本語や韓国語が全く分からない中国人と初めて接することになって自分の中国語力を自覚することになりました。それで第二セメスターは勉強していた中国語資格試験の勉強をやめて、会話の訓練に専念しました。幸いにもその時ちょうど日本語と韓国語を知らないソフトウェア学部の学生と知り合い毎週末会って会話の練習をしました。文法が間違っていても取りあえず中国語を話してみることから始めました。また中国語で話したいけど話せなかったことをメモして、後で調べ、繰り返し言い続けました。後は中国のドラマを見ながらセリフを一緒に話すような方法によって中国語の会話力はすぐ伸びました。このように急速に中国語力が伸びたのがこの2、3ヶ月で、中国語の実力が伸びたと実感した頃には、もう留学の終わりが見えてきた頃でした。留学が終わった今なぜ早く気付かなかったのかと少し後悔しています。

    この1年間の留学を通じ、私はもう一つの目標を終わらせたという安心感と一段階成長をしたという実感、自信を感じることが出来ました。留学生活は終わりましたが、この経験を活かしてまた新しい目標を見つけ、自分を成長させる原動力にしたいと思います。