Vol.4 2018年度派遣の留学生活報告(3回生・小糸つぐみさん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

ストラスブール大学フランス

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    国際経営学科 3回生

    小糸 つぐみさん

    2018年9月より、ストラスブール大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2018.9.24 報告

    ゆったり生活in Strasbourg

    今回のBSAⅡでのEM Strasbourg Business Schoolへの留学が始まってから、早くも1ヶ月が経とうとしています。私にとってこの留学は1セメスターといえど初めての長期留学であり、かつ大学に入ってから学び始めた片言のフランス語だけで初めてフランスに滞在するということもあり、心配要素ばかりでした。家族や友達との別れよりも目的地までたどり着けるのかが何よりも心配だったくらいです。

    この1ヶ月間はとにかく慣れることに徹し、フランス人のルームメイトとのコミュニケーションに悪戦苦闘しながらも一緒にご飯を食べたりお喋りしたり、フランス語を教えてもらったりしていました。フランス最高と思う瞬間はチーズと生ハムとワインが日本と比べて圧倒的に安く、種類も多いことです。(私は3つとも大好きです)
    ストラスブールはとても過ごしやすく安全で、住んでいる人も国際色豊かです。市内へ歩いて行くとノートルダム大聖堂を無料で拝むことができますし、コーヒーとエクレアを食べたりしながら、のんびり過ごすことができます。

    心残りとしては時間があったのにゆったりし過ぎた結果、旅行に行くことができたのが近場のドイツとコルマールという町だけであることです。コルマールはかの「ハウルの動く城」や「美女と野獣」のモチーフとなったとされる街でどこもかしこも絵本の中のような風景で素敵でした。授業が始まってからは週末や長期休暇を活用してヨーロッパ周辺を旅していきたいと思います。

    学業に関してですが、まだ授業が完全には始まっていないので何とも言えませんが、一科目だけ授業を受けたあと、海外の大学が「入るのは簡単だが出るのは大変」と言われる理由が分かった気がしました。先生はフランス語なまりの英語で話しますが、生徒は世界中からきているのでそれを聞き取るのも至難の業ですし、学生がみんなとても積極的です。気づけばあと3ヶ月になってしまいましたが、この中で埋もれずに気を引き締めて学んでいきたいと思います。
    約1ヶ月過ごして思ったことは「美味しい、綺麗、安全、でもフランス語がわからない!」この4つにつきます!これからの3ヶ月で4つ目が英語と共に向上していくことを自分自身に期待し、励んでいこうと思います。

    もう半ばです

    2018.11.5 報告

    充実の日々

    皆さんこんにちは。日本の気温はどうでしょうか。
    こちらは11月頭で既に雪が降りそうな気温です。実際にユニクロの極暖ヒートテックとウルトラライトダウンをもってしてもまだ寒いです。今回の報告では主に「講義・勉強」「イベント」「秋休み」の3つに分けてお話ししようと思います。

    まずは、私がここストラスブールで面白いと思った授業を紹介します。1枚目の写真は”Theater for Managers”という海外でも珍しい体を使った授業の1つで、相手との距離感のとり方や体の使い方、簡単なプレゼンテーションによる国ごとの認識の違いなどから来るビジネスでの応用などについて学んでいます。写真からは遊んでいるように見えますがちゃんと授業をしています。この授業は特に発言力が求められますしメンバーも様々な国から来ているので多くの気づきがあり、どのスキルも成長していることが自分でもよく感じられます。また経営学の授業よりもフランス語の勉強不足を悔やむことが多いですが、自分が伝えたいことは少しずつ伝えられるようになってきたので進歩は感じています。

    次に、イベントとして私たちはストラスブールでできた友達と一緒に「ワインとチーズを嗜む会」や寿司パーティーなどを開催しました。パーティーを通してより日本のことを好きになってもらえますし、時に私たちよりも彼らの方が日本について知っていることがあったりして驚かされます。

    そして最後に、10月末からの秋休みについてです。私は秋休みが始まると同時にフランスを出発し、ロンドン、フランスのニース、イタリアをはじめとする計5カ国を10日間旅行しました。ロンドンでの一番の思い出は「レ・ミゼラブル」の舞台です。あの場でしか感じることの出来ない臨場感や役者達の表情、音楽が素晴らしく何度も涙を流しました。ロンドンに行く際はぜひ訪れてみてください。その他もルームメイトと日本でのバディであった友人に会いにニースへいき、思わず息を呑むような広大な海や夜景を眺めたりもしました。イタリアでは世界一小さな独立国家であるバチカン市国に行き、教会を訪れた後日本にいるおばあちゃんに手紙を出してみたり、また、今回の留学のメンバーの1人である友人の街で開催されていたお祭りに行き、陽気なイタリア人に囲まれながら楽しい夜を過ごしたりと、とても充実した秋休みでした。来週から始まる中間テストが恐ろしいです。

    こちらに来てからの勉学についてですが、英語やフランス語に対して改めて感じたことは、「知らない」のではなく「勉強していない」だけだということです。私は後悔というものは何に対しても必ず残るものだと思っています。しかし、それを少なくすることは出来るので、毎日出来ることはあと少しの滞在期間中はもちろん、日本に帰っても継続しようと考えています。残りたったの50日ほどですが、まだやり残したこともやりたいことも沢山あります。後半は何に対しても意欲的に取り組んでいきたいと思います。

    もうすぐ帰国

    2018.12.10 報告

    時が過ぎるのは早いもので。Comme le temps passe vite.

    皆さんこんにちは。私は刻々と迫る帰国日へのカウントダウンに焦らされています。そしてストラスブールは相変わらず寒いです。そんな寒空の中忘れてはいけないのはクリスマスマーケットです。私はクリスマスツリーの点灯式から四日間も授業が終わってから連続で通い、お土産を買ったりホットワインを飲んだりして過ごしていました。そのバチが当たったのか、寒さと疲れの結果、その後38度以上の熱が2回も出ました。きっとインフルエンザだったのではないかと思っています。計1週間はベッドに張り付いていました。体の冷やしすぎにはみなさんも気をつけてください。

    授業も終盤に差し掛かり、テストやレポート、プレゼンテーションに追われる日々です。他の留学生よりも英語のスキルがどうしても劣るので彼らよりも時間をかけるべきなのですが、別の授業も重なり時間が足りません。時々嫌になり投げ出したくはなりますが負けじと食らいつく根性は以前より付いたと思います。フランス語のスピーキング及び期末テストも無事乗り切りました。1枚目の写真はスピーキングを乗り切ったあとのペアの友達との写真です。電子辞書なしでのライティングテストは己の語彙力のなさとの戦いだったので、これからも努力を続けたいと思います。

    留学生活も残すところあと2週間になり、テストと小さな日帰り旅行で予定が埋まる中で、人との関わりについて改めて気づくことがありました。授業を通して外国の学生と友達になるのは留学生活ならではの楽しみです。しかし、賛否両論はあるかと思いますが同じく志をもってこのストラスブールに来ている日本人と関わりを持つことも、とても有意義なものだと感じています。この留学でどんなことを感じたのか、どう行動するように努めているのかなどの意見交換を日本語で行うことは言語的には甘えているのかもしれませんが、彼らとは深いところまで話し合うことができます。考え方は様々です。自分に合ったスタイルを定めるのはとても難しいですが、模索する中で多くのことを得られると思います。

    ここストラスブールで出来ることと、日本に帰ってからすべきことを残された日々でしっかり考えていきたいと思います。