Vol.1 2011年度派遣の留学生活報告(3回生・山本雄貴さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

ブレーメン州立経済工科大学ドイツ

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    国際経営学科 英語コース 3回生

    山本 雄貴さん

    2011年9月より、ブレーメン州立経済工科大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2011.10.12 報告

    ブレーメンでの留学生活

    私がブレーメンに到着して約一ヶ月近くが経過しました。今回の留学は私にとって初めての長期留学であるため、言語や文化の違いなど日本で暮らしている上では経験できない事柄に対して少し不安を覚えました。同時に、異文化で半年間生活し大学で学ぶことによって自身が人間的に大きく成長したいという抱負を抱いてドイツへ飛び立ったのですが、到着した当初は日本との様々な違いに対して困惑の連続でした。私がドイツにおける文化の違いで最も困惑を覚えたことは、食習慣の違いでした。ドイツではレストランなどで食事を頼んだ時にジャガイモや肉類が多く、野菜があまりついてこないため、日本に比べると重たい料理に当初困惑を覚えました。また私は自炊があまり得意ではないため、家でご飯を作ろうとするときに困ることが多かったです。また大学の講義などはディスカッション形式で行われるものが多く、率先して自分の意見を主張する他国の生徒に比べて自身の英語力や発言力に後れを感じることが多く、「更に勉強しなければ」と思わされることが多かったです。しかしドイツでの留学生活を始めて一ヶ月近くが経過して、徐々に生活にも余裕が出てきて日々の生活を楽しめるようになってきました。今後の生活では、自身の語学力にさらに磨きをかけ授業などでも積極的に自分の意見を主張することができるよう日々勉強して行きたいと考えています。

    もう半ばです

    2011.12.12 報告

    留学生活も半分が過ぎて

    ここブレーメンでの生活も、はや三ヶ月が過ぎようとしています。ドイツで過ごした時間を思い返すと、本当にあっという間だったなあと感じ、ここで生活できる時間が残り少なくなってきたということを考えると少しさびしくなります。初めにここについたときには文化や言葉の違いなどに戸惑いとても不安になったのですが、すぐに馴染むことができ、今ではここでの生活が当然のことのように思えます。 私はここブレーメンで、本当に日本にいては得られないようなことをたくさん学んでいると感じています。

    第一に、様々な国から来た優秀な生徒たちと一緒に過ごすことで、毎日たくさんの刺激を受けます。たとえばここではヨーロッパから来た生徒で、4か国語を使いこなすという事も珍しくありません。私はこのような生徒が少なからず存在することに刺激を受け、自身の能力が世界で比べるととてもちっぽけなものであるということに気づき、更に意欲がわいてきます。また日本の生徒に比べると、他の国の生徒はプレゼンテーションがとても上手いと思います。このようなことも日本で大学生活を送っているだけでは決して気づくことのできなかったことです。このように自分をグローバルな基準で見つめなおすことができ、何を目指すべきなのかが以前と比べて明確になりました。日本は島国で外国人も少なく、グローバルな基準で考えることのできる機会はあまり多くないように感じます。しかし日本の未来のことを考えると、少子高齢化や中国経済の台頭などにより、グローバルな競争に晒されることは避けられないように感じます。このような中で自身の立ち位置について少しでも知ることができてよかったと思います。残りの留学生活で自身の語学能力に更に磨きをかけ、優秀な学生たちと積極的に交流していきたいと思っています。

    もうすぐ帰国

    2012.1.30 報告

    留学生活も終盤に差し掛かって

    私の約6か月間に及ぶ留学生活もいよいよ終わりが近づいてきました。4か月と半分が経過した時点で私のこれまでの留学生活を思い返してみると、とても短いように感じ、充実した時間を過ごすことができたなと感じます。留学生活を始めた当初は、現地のスーパーでの買い物など、不慣れなことだらけでそれに慣れるまでは時間がかかりましたが、今では当然のように不自由なく暮らすことができています。この留学が私に与えてくれたものは、語学力の向上はもちろんのこと、それを目指すうえで生まれた「人との交流」であったと感じています。ここではドイツ人の生徒だけではなく様々な国からきた生徒たちと出会うことができました。彼らとの交流から、日本にいては感じられない本当の文化の違いを感じました。特に私の寮生活については、イギリスやチェコなどのヨーロッパ圏からだけでなくメキシコ、チリなどの南米から来た生徒たちがいるなど国際的な環境であったため、私たちが常識と思っていることが他の国においては常識であるとは限らない、ということに改めて気づかされました。この中で、時には寮生同士で喧嘩になることもありましたが、しっかりと寮生同士でルールを決めそれを守っていくようになりました。このように留学生同士で何事も話し合いで解決していけたということも、留学生活での大切な経験になったと感じています。

    今回の留学では語学力など自身の至らない点が多々あり、留学で能力の向上は感じているのですが、会話力など正直まだまだ満足できる水準ではないと感じている点もあります。しかしそれ以上に、留学でこの土地に来て実際に生活し、またドイツ人学生とかかわっていく中で生の文化を知れたこと、また様々な国からやってきた優秀な生徒や、反対に「これはちょっと違うんじゃないのか」といった点までも含めて自身の見聞を広げることができたという点にこの留学生活の意義があったと感じています。日本に帰ってこの経験を生かせればと思います。自身のこれからの人生にとってもとても貴重な経験であったものだと確信しています。