Vol.1 2017年度派遣の留学生活報告(2回生・長谷茉由子さん) | BSA Business Studies Abroad 立命館大学経営学部 海外派遣・留学プログラム

アーヘン応用科学大学ドイツ

  •                    

    国際経営学科 2回生

    長谷 茉由子さん

    2017年9月より、アーヘン応用科学大学でのプログラムに参加

    到着しました

    2017.10.1 報告

    いいスタート

    こんにちは。経営学部2回生の長谷です。
    ドイツの西部にあるアーヘンという街にきてからもうすぐ1ヶ月が経ちます。最初の1週間はとてもゆっくりと過ぎていきましたが、それからというとあっという間に時間が経ちました。私の留学経験上、毎回あることで「いかに最初の1週間を乗り切るか」の戦いを今回も繰り広げています。

    到着してから約1週間後にドイツ語研修が始まり、それが2週間続きました。毎日4時間ドイツ語を勉強しました。周りの留学生の流暢なドイツ語に驚き、焦燥感を覚えながらも必死について行き、なんとか終えました。本格的な授業の始まりは10月中旬なので、今は休み期間です。

    寮にいてもすることが少ないので、ほぼ毎日出かけています。Düsseldorfに一人で行き、好きなK-popダンスのレッスンを受けてみたり、水着着用で入る有名な温泉に行ったり、チョコレート工場の直営店に行って、チョコレートに圧倒されたりと有意義な時間を過ごしています。最初は何もない街かなと思いましたが大間違いで、自然が多く、かつ便利な場所で、既に好きな街になりました。

    半年ぶりのドイツという事で生活面で大変なことはありませんが、言葉の壁は本当に強く感じます。英語で会話をするにも、アクセント等の違いから、なかなかうまく会話を進めることができず、落ち込むことがよくあります。

    私にとっての留学は、多くの壁にぶつかって、乗り越える努力をし、また日本では感じることができない様々な思いを経験し、心身ともに成長することです。既に多くの壁にぶつかっているので、いい留学生活になるのではないかと思っています。つらいことにも必ず乗り越えるための道があって、「その先には成長のチャンスがある」と信じ、半年間を過ごしたいと思います。

    もう半ばです

    2017.12.22 報告

    ドイツの冬!!!

    半年間の留学ですが、あっという間に折り返し地点に来てしまいました。
    ここまでの約3ヶ月が、一瞬だった様に感じます。カーニバル、ハロウィーンやクリスマスを迎え、ドイツならではのお祝いの仕方、楽しみ方を体感しています。なんと言ってもお酒を飲む量がとても多いのでなかなかついて行くことができませんが、雰囲気を楽しんでいます。

    アーヘンだけでなくドイツ全体がそうなのだと思いますが、本当に晴天の日が少ないです。これには驚いています。朝に太陽が見ることが出来たかと思うと、お昼にはミストのような小雨が降り続きます。一日を通して晴れることはまずありません。太陽の光が恋しくなりますね。そもそも日照時間も短いため朝の8時でも暗く、不思議な感じです。

    天気については好みませんが、12月はなんと言ってもクリスマスの時期でいたるところでクリスマスマーケットが開かれていて、とても良い雰囲気です。アーヘンでは11月末からクリスマスの前日まで開催されます。ケルンやデュッセルドルフなどの大都市に比べるとアーヘンのクリスマスマーケットは小規模ですが、世界遺産である大聖堂の広場で行われるので、とても華やかでたくさんの人が訪れます。全世界のクリスマスマーケット人気ランキングでもアーヘンのクリスマスマーケットは上位に入るほど雰囲気が良い様です。大きすぎないからこそ、温かさをより感じることが出来るのだと思います。クリスマスマーケットで温かいワインを飲んだり、ソーセージを食べたりしていると元気なおじちゃんから仲の良いカップルまで気さくに話しかけてくれます。ドイツでは本当に簡単にコミュニケーションが生まれます。全くの他人であったのに、話し終えると「またね!」「元気でね」と相手のことを思いやる言葉をかけて別れます。このようなことはなかなか日本ではないと思うのですごく良いところだと思います。相手がどこの国の人だろうと、同じ空間・時間を共有している人と楽しく過ごすことを当たり前としているドイツの人たちが大好きです。

    もうすぐ帰国

    2018.2.6 報告

    あっという間のドイツ留学〜

    気づくと留学終了まで2週間となりました。あっという間に2017年が終わってしまい、2018年になってからもすでに1ヶ月が過ぎたと言うことに驚きを隠せません。最後のブログとなりますので、簡単にこの留学を振り返ることにします。

    9月にドイツに入国したときにはすでにコートを着ているくらいに寒かったのを今でも覚えています。しかし、全体的に日本とそれほど気候の違いはなく、年が明けてからは日本の方が寒いこともよくあり、ラッキーでした。アーヘンでは日本人と会うことはもちろん少なく、アジア人にすらなかなか出会うことがないため、私が今まで持っていた価値観を覆されることが本当に多々ありました。日本という島国で育ったことがどれだけ特殊であるかという事、また、日本人が持つアイデンティティの強さにも気づきました。ドイツに来たときに、ドイツで生活するためにどのような振る舞いをするのがベストかを探しましたが、どの人がドイツ人なのかも分らず、あらゆる国の人が共に生活をしているため、ドイツ人のアイデンティティが見えにくいところがありました。これは本当に私個人の意見ですが、そのように感じました。

    一つ言えることは、どのような国籍の人が共に生活をしようと、このアーヘンの街はとても穏やかでたくさんの人が優しい心を持っていたということです。アーヘンというとなかなかピンとくる地名ではないですが、ここで半年間留学生活を送ることが出来てとても楽しかったです。またいつか戻ってきたいです。